ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
妻の浮気が先なのか、それとも僕が勝手に会社を辞めたせい? とにかくゲームデザイナーの僕は失職し、離婚した。長年の親友でキャバクラ大好き・顔面至上主義者の津田と、別れた後もしきりにメールをよこす元妻、そして僕の新しい恋人……錯綜する人間関係と、男と女の微妙なくい違いを絶妙な距離感で描く、長嶋有初の長篇。タランティーノ監督の映画をイメージして書いたという斬新な構成と、思わず書きとめたくなる名言満載の野心作!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
なべてこの世はラブとジョブ 今回もぐっとくる文章がたくさんで、好きな本です 長嶋さんの小説は、大げさでないからすきです 僕、友人、元奥、友人のセックスフレンド、友人の元彼女、弟子、と、一見すると複雑に思える人間関係でも、皆が皆こざっぱりしていて、不思議な関係でおもしろい 個人的にいまのところ、結婚と...続きを読むか意味わからないのですが、考えるようになったら、思い出すだろうな、と思いました
長嶋有初挑戦。視点は主人公のものに統一されているけど、時代背景とか女性関係とかがパラレルに進行していく物語。あまり周りとは馴染めないけど、唯一気の置けない親友がいたり、つい最近まで結婚していたりっていう、人物背景は比較的ありふれたものだと思われるけど、その転がし方がワザありでした。この親友が書くとい...続きを読むっている本、読んでみたいです。
単純に装丁買いで。 うまく説明できないんだけど、今年1番のヒット。 地の文の投げやりな丁寧さに惹きつけられてしまった。 散らされた鍵括弧が、波紋みたいに、地の文に余韻を広げてる。 長嶋さんの小説ってこんな感じだったろうか。 あんまり、比較とかはしちゃいけないんだろうけど、少し大崎さんの小説の空気...続きを読むに似ていて、逆に相違が際立って、勝手に世界が広がっていく感じがした。 わたしは多分、こういう主人公が好きだし、こういう女性の描かれ方が好きだし、螺旋階段や繰り返されるモチーフが好きだ。 このくらいの軽さも、このくらいの深さも。 * あとあれです、解説がすげーよかった。
再読。 1回目も面白かったが、2回目はさらに様々な発見があった。 隅々まで作りこんであって素晴らしい。 この先、また再読すると思う。
2012年04月 06/30 半年ぶり位に読み返してみた。いまだに飽きない。 もやっとしている時に手にとるのだろう。この本はホントに好きだ。 2011年07月 05/045 また読み返してみた。もう何回目?飽きないな。 いろいろ考えている時に読みたくなる一冊。 2009年03月 4/28 かな...続きを読むりスキ。 構成もおもしろいが語る言葉がおもしろい。 個人的にすごくかさなる部分が多くて、ぐさっとくる場面もあった。
妻に浮気され離婚したゲームデザイナーの七郎は、9月のはじめに津田の同僚の大輔の結婚式に呼ばれる。結婚式後にキャバクラで津田のお気に入りのサオリと同僚のゲームマニアの娘に気に入られる。ゲーム制作から離れた七郎は、気に入っていた過去の会社と妻への愛着から離れられないが…。 長嶋有のぼんやりした話で、9...続きを読む月からの日々と津田と妻との思い出とを交錯しつつ語る長編。津田のパラレルで平行に進む女性関係を描きつつ、七郎の妻や津田、サオリとの交わりかけては交わらない人間関係など、ダブル、トリプルミーニングのタイトルに繋がっていく。 数年前なら「掴みどころがないぼんやりした作品」とレビューしていただろうが、さすがに慣れてきたな。むしろ平行にどこにも収束しない話は、リアリティを感じる不思議な感覚である。 ぼんやりした七郎、ドライで全くこだわりのない女性陣、ボケというか全方向に全力で誰の意見も聞いていない津田など、取り立ててものすごいでもないキャラクターもうまく使い分けられているため、混乱も少ない。 ストーリーの起伏の弱さは素人向けではない部分も多い作品ではある。芥川賞的な作品なので、流れをそのまま素直に読むべき作品である。
やっぱり長嶋有さん好きだな!そして、男同士ってさっぱりしているけどお互い思ってていいな。男同士っていうか、長嶋有さんだからかな?
映画化された「ジャージの二人」と関係するようなしないような、離婚して失職したオッサンの日常。結婚式に出たり、キャバクラ行ったり、元妻と会ったり、女を口説いたり、キャバ嬢と京都観光したりと、列挙すると小説っぽいのか小説っぽくないのか、どーでも良い出来事の羅列だが、実際に読んでみると「これが小説なんだ」...続きを読むと思えなくもない。なんとも曖昧なのだが、感情の起伏のない、文章と微妙な距離感と、ちょっとした感情のフックで読ませるタイプの小説なので、退屈な人には退屈だろうし、面白い人には面白いとしか言えないのだな、うん。
時系列をぐちゃぐちゃにして、「パラで走る」2人の男の友情物語。 長嶋さんの小説はスルメのようで、だらだらくちゃくちゃいつまでも噛んでいられる。 でも一気に全部食べよう(読もう)とすると、アゴがつかれるし、お腹も痛くなる。 なので、ちょっとずつ、読んだ。 いつでも、どこにいても、本をひらけばスッと世...続きを読む界に入っていけるのは まちがいなく「世界」のある小説の証だろう。 「世界」を構成するのに重要な登場人物たちのセリフがすごく上手。 いかにも「この人なら言いそう!」って言葉がバシバシきまる。 そのセリフの中に金言になりそうなのもあったりして、油断ならない(笑) 登場人物だれひとり、さほど好きな人間はいないのに、 「世界」に生きているその人達のいきざまをついつい見たくなって 最後まで読んだ。
『猛スピードで母は』につづいて長嶋有作品2作目。 前回の作品で感じた、ピンと張り詰めた透明度の高い空気感、それをもう一度味わいたいと思い本書を手に取った。 はたして、その心地よい空気感は本作でも感じることができた。 しかも前作より尺が長いので存分に浸ることができた。 話は男女間の関係(結婚・離婚...続きを読む・再婚)を軸に進む。 それは「サイドカーに犬」、「猛スピードで母は」と同じだが、 前2作では小学生の目線で一歩おいて描かれていたのに対し、 本作では主人公本人も当事者としてそこに加わる。 前2作との距離感の違いが面白い。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
パラレル
新刊情報をお知らせします。
長嶋有
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
愛のようだ
今も未来も変わらない
いろんな気持ちが本当の気持ち
大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる
結婚失格
ご本、出しときますね?
佐渡の三人
三の隣は五号室
「長嶋有」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲パラレル ページトップヘ