われら闇より天を見る

われら闇より天を見る

2,530円 (税込)

12pt

「それが、ここに流れてるあたしたちの血。あたしたちは無法者なの」 アメリカ、カリフォルニア州。海沿いの町ケープ・ヘイヴン。30年前にひとりの少女命を落とした事件は、いまなお町に暗い影を落としている。自称無法者の少女ダッチェスは、30年前の事件から立ち直れずにいる母親と、まだ幼い弟とともに世の理不尽に抗いながら懸命に日々を送っていた。町の警察署長ウォークは、かつての事件で親友のヴィンセントが逮捕されるに至った証言をいまだに悔いており、過去に囚われたまま生きていた。彼らの町に刑期を終えたヴィンセントが帰ってくる。彼の帰還はかりそめの平穏を乱し、ダッチェスとウォークを巻き込んでいく。そして、新たな悲劇が……。苛烈な運命に翻弄されながらも、 彼女たちがたどり着いたあまりにも哀しい真相とは――?人生の闇の中に差す一条の光を描いた英国推理作家協会賞最優秀長篇賞受賞作。解説:川出正樹

...続きを読む

われら闇より天を見る のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人生はどこからでもやり直すことができることを教えてくれる本作。
    親友のために生きていく主人公ウォークと、弟のために生きていく主人公ダッチェス。
    あまりにも悲しい最後だったがそれでもどこか前を向かせてくれる力を持っている。

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    原書のタイトル「We Bigin at the End」を頭に入れて読むと、ダッチェスやウォークだけでなく登場人物の多くが、どん底(闇)から人生を出発する状況がより心にしみる。母親を殺害されたダッチェスは弟のロビンと共に孤児となる。自称・無法者のダッチェスはどん底にいながらも無法者の矜持で過酷な状況

    0
    2024年04月29日

    Posted by ブクログ

    「英国推理作家協会賞最優秀長編賞」との肩書でしたが正直ミステリー要素は大したことない。が、ストーリーは好き。本屋大賞翻訳部門一位さすが。長い小説ですが、時間の経過が丁寧に書かれているので助長さはない。雰囲気は「ザリガニの鳴くところ」に似てるかな?

    0
    2024年02月21日

    Posted by ブクログ

    たどり着いた結末、そして明かされる真相はあまりにも哀し過ぎました( •̥ࡇ•̥ )
    「英国推理作家協会賞最優秀長編賞(ゴールドダガー)」受賞
    「2023年本屋大賞翻訳小説部門第一位」
    ミステリー要素だけではなく、愛、友情、悲劇、運命、再生…様々な要素が含まれた味わい深い素晴らしい作品でした


    三十

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    最高に面白かったです。
    初めから最後までページを捲る手が止まりませんでした。

    次から次へとダッチェスに不幸が降りかかります。何度も挫けそうになりながらも、自分の力で立ち向かっていきます。
    13歳の少女。判断に間違える事も多々あるのですが、それを見守る大人達が素晴らしいのです。

    自分の力ではどうに

    0
    2024年02月12日

    Posted by ブクログ

    おもろすぎるて
    「あたしはダッチェス・デイ・ラドリー。
    無法者」

    もう一周したい作品

    0
    2024年02月06日

    Posted by ブクログ

    2023年読んだ本の中で一番でした。まるで映画を見ているかのような展開。しかし、やりすぎてる感もなく、それぞれの人物の気持ちの動きがとても丁寧に描かれている。海外作品は苦手ですが、こちらはそれさえ取っ払っていい作品でした。

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    この本は全ての人にオススメしたい作品。ふらっと入った書店で受賞&映画化(Netflixかも)の帯で期待値が高いところからスタートするも、人物索引がおまけでついてるあたり、読み進めるのにしんどさがあるのでは、という抵抗感に挑んだ結果がとても良かった。なんせ登場人物に悪い人がいないのが良い!ここ

    0
    2024年01月26日

    Posted by ブクログ

    小さな町で輝く屈託のない日々を
    送っていた少年、少女達はある事件
    をきっかけに暗闇の世界に投げ込まれた。
    皆大人になりそれぞれが秘密や孤独を
    人生に抱えている。
    誰かを守り、助けたいと思う気持ちが
    強ければ強いほどある一線を超えて
    しまう事がある。
    ダッチェスとロビンは大人の事情に
    巻き込まれ追い込

    0
    2024年04月25日

    Posted by ブクログ

    500ページの長編小説
    各々が愛する友人・家族の幸せを願いながら彼らの人生からそっと立ち去る姿に泣きそうになった。
    本物の友情・姉弟愛・家族愛を感じられるヒューマンミステリー。

    【名言】
    人生ってのは、誰かにいっぱい気にかけてもらって守ってもらうことだって
    あなたみたいな人がもっとたくさんいたら、

    0
    2024年02月08日

われら闇より天を見る の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

われら闇より天を見る に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す