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人類の寿命は後退期に突入した!? 平均寿命が30歳だった18世紀から、現在の長寿社会まで、寿命の引き延ばしの歴史。生物学、医学、環境、行動の4つの角度から検証した画期的な本。
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Posted by ブクログ
寿命に関わる因子とその変遷の分析で、非常に面白い。乳幼児死亡率の低下が平均寿命の向上に寄与する事はよく知られているが、それ以外の長寿理由は、医学の進歩によるものだと漠然と考えていたが、当然それだけではない。栄養、衛生、戦争、感染症、ワクチン、経済、薬学、文化制度。例えば、都市の公衆衛生状態はひどく、...続きを読む農村よりも死亡率が高かった。感染症も、瘴気説が広く信じられていて接触による伝染、ウイルスなども認知されていなかった。 単に寿命が延びても、やりたい事をして、人生が謳歌できるかは別問題だ。健康でなければ闘病に苦しむ時間が延びるだけ。お金が無ければ最低限の事もできず、友人や家族がなければ孤独。趣味だって必要だ。寿命が延びたのは結果論だが、有意義な時間を生きられるかは分からない。タイトルの「延びすぎた」という書き方は、その生を持て余したようなネガティブな表現でもある。 アメリカでは、自殺やオピオイドのオーバードーズで2014年頃に平均寿命が下がったらしい。長く生きていたい、と今は思うが、安楽死を望みたいと思う時も来るのだろうか。余命を充実させられるか、まさに健康第一で備えるべきだと再認識。
これまで人類の寿命が延びてきた、その要因が何だったのかということを歴史的に考察する。〈健康の歴史は医学の歴史ではない。健康が医学で決まる割合は10%から20%にすぎないからだ〉と序文にあるとおり、それ以外の記述にかなりの分量が取られている。健康の決定要因は医学、生物学、環境、行動の4つと分析、時代に...続きを読むよってそれらの比重が変わるとして1750年代以降の人類とその健康状態について概説。それほど突飛なことが書いてあるわけではなく、概ね納得できる主張。 I.微生物の時代 人口統計の始まり、衛生環境の向上により乳幼児死亡率が下がる、ワクチン接種のはじまり、都市化と環境政策、細菌説の需要と消毒、スペイン風邪の大きなインパクト II.医学の時代 抗生物質とワクチン、がん治療の取り組み、薬と製薬産業 III.二一世紀の健康をめぐる三つの問題 健康の経済学・健康関連支出、所得と健康格差、慢性疾患と行動リスク――たばこ・アルコール・運動不足・肥満、化学物質汚染 IV.二一世紀――後退 絶望死・アメリカにおける平均寿命の低下、気候が健康に与えるインパクト、新興感染症とパンデミック
平均寿命が長くなったと 明らかに言えるのは、たかだか 200年前から。 しかも、医学の貢献は 小さい。ーーー そんなバカな!と 驚かされる内容からスタートし、 平均寿命が長くなった歴史を 解説してくれる。 非常に面白かった。 いろんな発見、医療の発達、公衆衛生の施策 が積もり積もって、現在の 「人...続きを読む生100年」(という嘘っぱちスローガン) を唱えることのできる状況まで 登ってきたと分かり、感動しました。
医学医療の歴史の内容で目新しいことは特になかった。今は肥満や薬、アルコール中毒で寿命が縮んでいると。なぜそうなっているかの考察が知りたかった。資本主義の格差だと思うが。
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ジャン=ダヴィド・ゼトゥン
吉田春美
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