ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)

ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)

990円 (税込)

4pt

私は今日も、担当に愛を課金する――

「彼がわたしの王子です」

きらびやかなシャンデリアの下、薄化粧をした男性の隣でこのうえなく幸せそうな微笑みを見せる彼女は、今晩“王子”のために、いくら課金するのだろうか――

緊急事態宣言中でも県をまたいで週5で歌舞伎町に通い詰める人妻、「好きで好きで仕方なかった」という動機で同い年のホストを刺した女、虐待といじめを受け、地元から逃げ出して「ホス狂いシェアハウス」に居場所を作った少女、圧倒的な美貌と財力を武器に人気ホストの“彼女”の座を手にした女王。
「シャンパンタワー代はママにカンパしてもらいました、もちろんパパにはナイショです」とはにかむ「実家通勤ホス狂い」。


パパ活で、風俗で、AVで・・・・身を粉にして稼いだ大金を、彼女たちはなぜホストに捧げるのだろうか。お金も時間も労力も体も、人生のすべてを賭けてホストクラブに通う女性たちは何を得ようとしたのか。そして行き着く先はどこなのか。日本一の歓楽街に入り込み、見つめ続けた歌舞伎町ノンフィクション。

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ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私はホストには通っていませんが、水商売をしています。否定されるのかと思いながら読んでいましたが、そんなこともなく、「ホス狂い」の女のコたちの言葉と著者の言葉で、自分を整えることが少しだけできました。

    0
    2024年01月26日

    Posted by ブクログ

    693

    これ読んで今まで何でホストなんかにハマるの?みたいに面白おかしく思ってたんだけど、ホストにハマる女性は、普通に愛されてなかったりとか、中学生の頃に実のお父さんを探し続けて家出した子とか生い立ちがやっぱり普通じゃないんだよね。凄く可哀想だなと思った。子供の頃に普通に満たされていればこういうの

    0
    2023年12月25日

    Posted by ブクログ

    自分の生活や常識とは違ってぶっ飛び過ぎてるホス狂サンたちをものすごい近い所から追ってくれていた。のですごい興味津々で読破出来た。
    歌舞伎町はうまくお金が回ってるんだなぁ、って感心した。
    欲望のままに動くホス狂サンたち。
    ある意味正直で真っ直ぐ。
    でも、、お金が足りないなら諦めなきゃ。
    足りないから風

    0
    2023年04月25日

    Posted by ブクログ

    知らない世界を見ることができた一冊。
    「歌舞伎町は女の子の街」。若い頃の私が知っていた街とは、随分と変わったものだなと思った。

    「ホス狂い」の生き方を否定するつもりはないが、登場する女性たちに、何一つ共感することはできなかった。
    寧ろ、嫌悪感の方が強かった。

    そういう自分も、ホストクラブに行った

    0
    2022年10月13日

    Posted by ブクログ

    歌舞伎町に実際に居を構えて、歌舞伎町の中から取材した著者。最初は余所者として拒絶されていた著者だが、だんだんと歌舞伎町のホス狂と仲良くなっていく過程が面白い。

    なんで「人生を一変させるぐらいの額をホストに注ぎ込むのだろう」とずっと疑問に思っていた。それだけの額を出してホス狂さんは何を買いたかったん

    0
    2022年10月10日

    Posted by ブクログ

    狂ってるとしか言いようがないホス狂いの女性達
    私には理解しようと思っても理解できない世界だが
    ホストは彼女達にとっての麻薬であり、彼女達自身も麻薬であることをわかっていて依存している。
    この中毒患者を作り出すシステムを考えた人は悪魔か天才か

    0
    2022年10月04日

    Posted by ブクログ

    読みにくかった。
    でも、リアルではなかなか会わない人達の話が書かれていて最後まで読まずにはいられない。

    0
    2024年04月13日

    Posted by ブクログ

    お金、時間、体力を消耗して「ホス狂い」を自称する4人の女性とホストたち。
    著者自らが歌舞伎町に住み、彼女たちの人生や夢を探る。
    ホストの「死ね」の一言で自殺未遂する女性を生む歌舞伎町。ハードな「マッチングアプリ」の街の正体をも描くルポの力作

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    『歌舞伎町と貧困女子』よりももう少し踏み込んだ丁寧なルポタージュ。
    取材対象との距離が近くて心配になるが、著者は淡々としててすごい。
    副題にもあるネバーランドという言葉が印象的。誰もが夢の中を生きられる場所を求めているのだと思うと胸が痛い。

    0
    2023年03月02日

    Posted by ブクログ

    自殺未遂事件、人妻、ユーチューバー…
    ホストという金銭と飲酒の絡んだ疑似恋愛。
    ホストに金を払う女性たちにとって、それはとても楽しそうだ。
    だから、住む世界が違うな、と感じてしまう。
    お姫様になりたい、誰かの特別になりたい、そんな思いは特別な人だけが持っているものではない。
    担当のために何百万も使い

    0
    2022年11月10日

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