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和風ファンタジーの題材としてすっかりおなじみの陰陽師。そのブームの火付け役であり、9月に市川染五郎・市川海老蔵らによる歌舞伎座公演も決定したのがこの「陰陽師」シリーズです。
平安時代の天才陰陽師、安倍晴明。その親友で音楽の才能豊かな源博雅。この二人が鬼や生霊など様々なものの怪にまつわる怪異を解き明かしていくこの物語。映画のような派手なアクションはほとんどなく、彼らは問題の怪異の原因となった人の業を探り、ものの怪達を納得させることで怪異を見事に解決していきます。
この物語の大きな魅力は、主人公二人の掛け合いが格別に面白いこと!
厄介事を頼まれ困り果てた博雅が、二人で酒を酌み交わしながら晴明に解決を依頼するのですが、その軽妙なやり取りに、自分も仲のよい友人と庭を眺めながら、美味い肴片手にお酒を舐めたくなる事間違いなし!
美しくも怪しい平安時代の余韻から抜け出せなくなりそうな不思議な物語です。
Posted by ブクログ 2017年09月20日
京都に出張したときに購入しました、陰陽師シリーズ。すらすら読めるし、続きが気になるしで途中でやめられなくなりました。
それにしても毎回登場する清明と博雅の縁側の酒宴シーン、おつまみが美味しそうです。清明の自宅の庭を眺めながらが多いですが、この雰囲気も最高のおつまみだよなー、いいなーと羨ましがって...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月20日
このシリーズの面白いところのひとつは、安倍清明と源博雅の、絶妙な会話だと思うのだが、今作品では、その会話のボリュームがとても多い。シリーズお約束の「呪(しゅ)」について、天気や季節や月などなど、壮大なテーマをひょうひょうと語る2人。その間合いと調子に浸ると、現実の憂さや気ぜわしさを、束の間、忘れられ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月11日
会社の先輩から借りっぱなしになっている陰陽師
すぐに感想書かないと、短編物は話が分からなくなるね…
棗坊主だったかしら?
仙人たちの打つ碁に夢中になっていたら、いつの間にか何十年も経過していて…
という感じのお話ですが、なんだか結末はちょっと物哀しい気もいたしました
作品全体としては、例の如くで...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月16日
久しぶりに読んだ陰陽師。やはりいい。
読み進むのがもったいなくて、少しずつよんでしまう。
晴明と博雅のいつもの二人が、京で起こる様々なあやかしの出来事を解決していく・・・と紹介されるのだが、もはや何もアクシデントが起きなくても構わない。二人が庭を眺めながら杯を傾けているシーンだけで十分な気さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月10日
陰陽師シリーズ。
一つ目の「黄金虫」の話がとにかく可愛い。露子姫が出てくるとどうしても可愛くなっちゃうのかな。前作を読んで再登場してほしいキャラだったので、早速出てきてくれて嬉しかった。怖いお話もあるけど、時々可愛らしい話が挟まっていて、バランスが絶妙。各話の冒頭でいつもなされる「呪」についての会...続きを読む
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