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Posted by ブクログ 2009年10月04日
映画がテレビに変わろうとする昭和44年の京都が舞台。
学生運動で東大入試が中止になり、京大文学部に入った主人公。
言葉、雰囲気などで京都になじめず、映画館通いをしていたところ、京大医学部の学生と知り合う。
彼から撮影所でのバイトを紹介してもらい、エキストラのバイトをしたことがキッカケで、とある女優に...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月08日
京都を舞台に、映画を愛する青年のお話。
主人公の青年は、私と同年代で、青春時代を振り返った想い出を綴る。
浅田次郎氏特有の優しい心持ちの主人公が、揺れる愛の気持ちを伝える。
合わせるBGMは、ベース奏者のレジェンドであるチャリー・ヘイデンのもとに集ったボーカリスト淑女達との録音。
昭和の退廃的ロマン...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月01日
学生闘争のあおりで東大の入試が中止となり、京大に進学した三谷薫。
彼が京都の映画館で会ったのは、清家忠昭と言う、京大の医学生だった。彼は高校を中退し、好きな映画の撮影所でバイトをしながらも、父親の言うとおりに大検を受けたという経歴を持っていた。
主人公・三谷は、清家の誘いで撮影所のバイトを始め、...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月08日
私は浅田次郎のことを"泣かせの作家"と言っていました。でも最近、特にこの作品を読んで、少し変わって来ました。
浅田次郎は色々な顔を持っています。「壬生義士伝」の泣かせ、「きんぴか」の哄笑、その他にも有りそうです。しかしどれについても言えそうなのは"濃い"とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月17日
浅田次郎による、渋い青春小説。
昭和40年代の世界観と、国内映画文化の黎明期のあれこれ、学生運動に大きく人生を変えられた当時の秀才たちの感情、というように、舞台とストーリーをフル活用した読み応えある作品。
文体も登場人物もストイックな感触はあるが、読み易く、浸り易い。
著者の引き出しの多さには舌を巻...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月09日
映画はその昔、「活動」とよばれていたそうです。
昭和44年の京都が舞台のこの作品は、太秦の撮影所でアルバイトをする京大生を主人公にした甘く切ない青春恋愛小説でした。
昭和44年京都大学1回生の「僕」は、新学年早々に、映画好きという同じ趣味を持つ青年清家と同じ下宿の結城早苗と知り合います。
太秦撮影...続きを読む
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