背が高くて東大出

背が高くて東大出

880円 (税込)

4pt

3.6

わたしが結婚し、そしてこの手で殺した男は、背が高くて東大出だった――高学歴かつ高収入、長身の彼とゴールインし、少女時代からの夢を叶えたわたし。ところが結婚生活はあまりに散文的で、理想と現実の逕庭は蔽うべくもない。台風の迫る山荘の一夜を経て、衝撃的な手記を綴ることになろうとは……表題作「背が高くて東大出」のほか、実体験に材を得、長編化もされた「日曜日は殺しの日」や、殺人の目撃者捜しが二転三転、意想外の結末にもつれこむ「死神はコーナーに待つ」など、短編集成五巻目となる本書には、七一年~七六年発表の十編を収める。/【収録作】背が高くて東大出/父子像/背面の悪魔/女子高生事件/死の色は紅/日曜日は殺しの日/三枚の千円札/死神はコーナーに待つ/札吹雪/誰が為に鐘は鳴る

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背が高くて東大出 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    題名に惹かれて読んでみました。

    「父子像」は特によかったです。

    父親の職業を知らない僕(主人公)がそれを探ります。

    最後に明かされる父親の職業が良いですね。

    是非他の作品も読みたいです。

    0
    2011年05月01日

    Posted by ブクログ

     ショート・ショートから中編まで10編収録の作品集。

     天藤さんの作品のイメージは『大誘拐』のほのぼのとしたユーモアミステリのイメージだったので、収録作品のちょっとブラックな感じは少し意外でした。

     一番好きだと思ったのは「父子像」主人公が父親の職業を調べる短編です。
     これはどちらかというと天

    0
    2015年02月15日

    Posted by ブクログ

    短編集。表題作「背が高くて東大出」が良い感じにひねりがきいててお気に入り。あとは「父子像」。ネタバレになるので詳しく書けないが、素晴らしい。
    あとこの短編集、エロ要素が含まれている作品も多いですな。

    0
    2011年11月09日

    Posted by ブクログ

    やっぱり面白いなぁ。天藤真は凄い。乱歩の設定した本格の形式とは離れているんだけど、これは明らかに本格。日本のミステリが如何に乱歩の影響下にあるかだね。収録短編どれもこれもユーモアに富んでいたり、展開が巧妙でぐいぐい引っ張っていったりと読んでて飽きることがない。すばらしい。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回の天藤作品も粒揃いの傑作ばかりで、嬉しくなる。
    今回は特に構成に凝った作品が多かったような印象が強いのだが、振り返ってみると実際に構成が凝っていたのは中編の「日曜日は殺しの日」と「死神はコーナーに待つ」のみだった。ということは如何に印象が強かったかという証左になるわけだ。特にこの2編は所謂倒叙物

    0
    2020年08月11日

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