【SS付き】【アイテム無消費】だけが売りの俺、ダンジョン最下層へと追放される ～無能と言われたけれど、お宝集めて最強に～

榊与一 / ゆーにっと

【アイテム無消費】のスキルを持つセドリは、所属するパーティーの経費節減を一手に担い、重宝されていた。ところが、パーティーがＳランクに上がり、国から多額の援助が出るようになったことで状況が一変。役立たずとして迷宮の奥に置き去りにされてしまう。戦闘能力が乏しく孤立無援のセドリだったが、彼は迷宮の深部で偶然魔物を召喚するアイテムを手に入れる。無消費スキルによって大量の魔物を召喚し、ボスを撃破。数々のレアアイテムを入手してダンジョンを脱出したセドリは、自分を裏切ったパーティメンバーへの復讐を開始する。 電子版には「仲間との絆」のショートストーリー付き！

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 男性向けライトノベル / その他男性向けラノベ
• 出版社: アルファポリス
• 掲載誌・レーベル: アルファポリス
• ページ数: 296ページ
• 電子版発売日: 2022年07月08日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 5MB

[ブクログ · ★★★★☆]

「ピータンはエチエチを許しません！」
…ということで、女の子戦闘員3人＋女の子妖精に囲まれたハーレムパーティのようですが、お色気要素はほとんどなし！主人公を巡ってわいわいしてますが、親や主を慕うような感じで、過度に迫ってきたりはしません。
登場人物紹介イラストを見てモテモテハーレム物かなと思ったので、正直かなり意外でした！

しかし、名付けセンスが…独特ですね！？
自分から名乗った妖精ピータンも、主人公が名付けた元ケンタウロス「レア」、元ハーピー「ナゲット」…

半人半鳥の魔物にナゲットって。
チキンナゲット？…そう思った瞬間から、レアもなんだかレアステーキみたいな気がしてきて。
元スライム「ウェンディ」だけまともな印象で、逆に違和感あるような…。

あともう一つ意外だったのが、自分を裏切ったパーティメンバーへの復讐！！！！を巻末まで引っ張るのかと思ったのですが、意外にも…。
本当に意外にも、でした。読み終わるまで、まさかの展開があるのかと探してしまいました。

主人公、ありし日のパーティでの様子はちょっと仲良くふざけていたり、その後は復讐の鬼みたいな様子も見せたり、腹黒というか残虐な雰囲気もチラチラしてはいますが、基本穏やかで普通に良い人と言えると思うんですが…二つ名がどうしてそうなったのかと思う程穏やかでない笑。
そんな穏やかでない二つ名は、まだ私が気づかぬ主人公の本質を当てているのか、それとも二つ名の影響で段々と主人公が黒く染まっていっているのか…

一応1巻で内容はまとまりつつも、ゆるっと2巻に繋がる終わり方をしているので、続きも読んでみたいなと思います。