幸せとお金の経済学

幸せとお金の経済学

1,870円 (税込)

9pt

■消費行動を変え幸福度を上げる【お金の新概念】

「お金では買えない価値がある」という言葉には納得するものの、
やはりお金が欲しい、できれば贅沢な暮らしがしたい、というのが人情です
これは決して恥ずべき感情ではなく、動物としてのヒトのDNAに刻み込まれた
ホットシステムというべきごく自然な欲求です

しかし格差が開いた社会、中でも中間所得層においては、
本書ではこうした欲求が不幸をもたらす可能性があると警鐘を鳴らし、
次のようなお金の新概念を提唱します

・地位財=他人との比較優位によってはじめて価値の生まれるもの。幸福の持続性[低]
(例:所得、社会的地位、教育費、車や家などの物的財)
・非地位財=他人が何を持っているかどうかとは関係なく、
それ自体に価値があり喜びを得ることができるもの。幸福の持続性[高]
(例:休暇、愛情、健康、自由、自主性、社会への帰属意識、良質な環境など)

シンプルながら、今まで経済学ではほとんどテーマとされなかった
この「地位財」「非地位財」という概念は、
あなたを不要な競争的消費から解放し、幸福度を上げる力があります

■目次
監訳者まえがき/金森重樹
Ⅰ 収入が増えない時代の幸せとお金の研究序説
Ⅱ 「普通の生活」でもどんどんお金が減っていく理由
Ⅲ 地位財・非地位財でわかる幸せのコスパ
Ⅳ 「平均以下」が私たちを幸せにする?
Ⅴ 今、問われている納税者としての金銭感覚
最後に、日本語版読者へ寄せて/ロバート・H・フランク

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幸せとお金の経済学 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    地位財と非地位財について関心を持ち、もっと知りたいと思い手に取った本。
    貧富の差が拡大し、高所得者が家車時計といった地位財にばかり消費していること、その影響が収入があまり増えていない中間所得層にも影響を与えていること、その結果非地位財(休暇やレジャー)に時間を割けなくなってしまうこと等詳しく説明され

    0
    2023年03月10日

    Posted by ブクログ

    非地位財を重視して地位財を重視しすぎないようにするのが幸福的である。
    資本主義は欲望の存在で発展する、地位財の追求には際限がない。

    0
    2021年12月10日

    Posted by ブクログ

    地位財(役職、収入、ブランドものや高級品を買う)
    非地位財(健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情)

    どちらも、良い悪いなんてないし、両者がいるから世界は成り立つ。しかし、この反対の思想を持つ人同士の付き合いは難しい。ブランドものが好きな人の周りにはブランドものが好きな人が集まると

    0
    2021年09月19日

    Posted by ブクログ

    他人との比較によってはじめて満足できる地位財をもとめて、地位獲得競争に飲まれることで、長期的なこうふくから遠のいていくことを論じている本。

    0
    2021年05月05日

    Posted by ブクログ

    他人との比較で生きている中で、周り全員の収入が増えてしまうと、全員の支出が増えるだけで、ちっとも幸せに繋がらない。子供をいい学校に入れるためには、収入の高い地区に住まなくてはならないが、その学校の子供は金持ちばかりで、学校にいれるだけでお金を使い果たしてしまう家の場合、その子供は学校で惨めな思いをす

    0
    2018年11月12日

    Posted by ブクログ

    幸福と所得がどのような関係にあるかが気になっている人はおすすめ。
    地位財と非地位財の比較ページが参考になった。

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    地位財とは、車や所得など、周囲との比較により満足を得るもの。
    非地位財とは、健康や、レジャーなど、他人が持っているか否かに関係なく、それ自体に価値を見出せるもの。

    非地位財の方がより幸福の持続性が高い。

    0
    2021年09月30日

    Posted by ブクログ

    心理的なお金と幸せの感じ方は納得感ある。
    翻訳書なので、例えが日本だとピンとこないものが多いのが読みにくい。
    ブランド品や給料、社会的立場といった地位材は幸せの持続が短い。
    健康や貯蓄、安全といった非地位材は幸せの持続が長い。

    0
    2021年02月12日

    Posted by ブクログ

    人間はモノを買うときに相対的尺度や見栄を重んじるため、際限がなく、どんどん支出を増やす。(もっと大きな家、もっと高級な時計...)しかしその支出で幸せになれるとは限らず、労働時間は増え社会的格差は広がり続ける。みんなで幸せになるためには、シンプルライフを意識したり公共政策にお金を回した方が良いのでは

    0
    2021年01月28日

    Posted by ブクログ

    幸福の持続性には、地位財と非地位財が関係する。

    地位財とは周囲との比較により満足を得るもの。例えば、所得、社会的地位、教育費、車家時計を始めとした物的財。
    非地位財とは、他人が持っているか否かに関係なく、それ自体に価値を見出せるもの。例えば、健康、レジャー、労働環境、安全、保険、貯蓄、自由など。

    0
    2020年10月31日

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