サンマデモクラシー 復帰前の沖縄でオバーが起こしたビッグウェーブ

サンマデモクラシー 復帰前の沖縄でオバーが起こしたビッグウェーブ

1,650円 (税込)

8pt

3.6

オキナワ爆笑珍騒動!ウソみたいなホントの話。
アメリカ占領下の沖縄で魚屋のオバーが起こした裁判は、復帰運動に火をつけた!

1963年沖縄。祖国復帰を願う沖縄の人々が、日本の味として食べていたサンマ。
サンマには輸入関税がかけられていたが、その根拠は統治者アメリカが制定した「布令」。
しかし、関税がかかると指定された魚の項目に、「サンマ」がなかったことが発覚。
「関税がかかっているのはおかしい!」と、とある魚屋のオバーが、徴収された税金の還付訴訟を起こす。
いつしかこの「サンマ裁判」は、アメリカを追い詰める民主主義を巡る闘いとなっていく。

1960年代をかけぬける、パワフルでチャーミングなウチナンチュの群像劇!
・最強の高等弁務官にケンカをうった魚屋・玉城ウシ
・破天荒なビッグマウス弁護士・下里恵良
・アメリカが最も恐れた政治家・瀬長亀次郎
・生中継で「ありえない」祈りを口にした宣教師・平良修
・自治のために決死の抗議文をたたきつけた裁判官たち……

【目次】
プロローグ
第1章 魚屋の女将・玉城ウシを探せ
第2章 サンマと布令
第3章 旋風と呼ばれたキャラウェイ高等弁務官
第4章 サンマ裁判の弁護士・下里ラッパ
第5章 サンマはどう裁かれたか
第6章 第二のサンマ裁判
第7章 サンマとカメ
第8章 伝説となった祈り
第9章 友利・サンマ裁判ついに決着
第10章 サンマに火をつけたのは誰か
第11章 民主主義とは?
エピローグ
主な参考文献

...続きを読む

サンマデモクラシー 復帰前の沖縄でオバーが起こしたビッグウェーブ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ドキュメンタリーの映像作品から書籍へという流れが定着しつつあるように見受けられるが、その中でも読み物としての配慮が行き渡っている作品。取材者が登場する人物一人一人への思い入れを深めていく過程が自然に描かれている。

    0
    2023年02月27日

    Posted by ブクログ

    サンマ と デモクラシー
    その組み合わせの妙もさることながら
    (取材の)足で その両者に結び付く
    人たちを 丹念に取材していく
    その熱意に圧倒される

    「ラッパ」こと、下里恵良さん
    「カメさん」こと、瀬長亀次郎さん
    が 改めて かっこいい
    そして このサンマ裁判に
    つながるきっかけになった
    玉城ウシ

    0
    2022年07月12日

    Posted by ブクログ

    終戦後まだ日本復帰していない沖縄でサンマに不当な税金が課せられたと裁判を起こしたおばあとその周囲の人の物語。著者の語りたい沖縄の話や主張が多々あるようで話がやや散逸的だったが、現状を思うと仕方ない。おばあが亡くなる直前まで、5歳でなくした娘のことを思い続けていたのは辛かった。どんなに明るく強く生きて

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     サブタイトルは「復帰前の沖縄でオバーが起こしたビックウェーブ」

     復帰前の沖縄で、庶民の味方サンマにかけられた20%もの物品税。これは不当な税だったと徴収された7000万円(現在価値)を取り戻すべく、魚屋のオバーが裁判を起こした「サンマ裁判」。
     この裁判を追う過程で、「ラッパ(下里恵良)」や「

    0
    2022年08月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白いし、話題もいいし。読みが合わないのか、どうも続けて読めない。なんだろう。1990年代にはサンマ、そんなにパワーあったかなあ。教公二法のあたりは何となく聞いたことがある。復帰のことはぼんやり覚えている。変わったんだか変わってないんだか。小笠原が東京なんだから沖縄が東京でもよかったか。いや、県にし

    0
    2022年08月28日

サンマデモクラシー 復帰前の沖縄でオバーが起こしたビッグウェーブ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

同じジャンルの本を探す