女教師たちの世界一周 ――小公女セーラからブラック・フェミニズムまで

女教師たちの世界一周 ――小公女セーラからブラック・フェミニズムまで

1,595円 (税込)

7pt

4.0

『小公女』に登場するミンチン先生といえば、意地悪で醜い独身女。女教師に対してこんな冷たい眼差しが注がれていた19世紀イギリスで、男子校に引けを取らない教育を行う、教師養成のための女子校が誕生した。女教師は女教師を育て、やがて活躍の場を求めてイギリス本国を飛び出していく。インドやカナダ、アフリカ、そして西インド諸島――。大英帝国にイギリス式女子教育を広める冒険の旅は、各地に何を残したのか。その旅路の果てに、知られざる「ブラック女教師」の物語が立ち現れる。

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女教師たちの世界一周 ――小公女セーラからブラック・フェミニズムまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年09月24日

    まえがきが最高。著者は1980年代には公立中学で先生をしていたのだけど、そこで「わきまえない女教師」に出会う。このエピソードがかっこいい。周囲をフィジカルな力で支配することの愚。それとは真逆のアプローチをとった女性の先輩の「女教師ぶり」に心底感動した、とある。2010年代に女教師の仲間入りをしたわた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月17日

     19世紀半ばのイギリス、ミドルクラスの女性が働いてもレディの体裁を保てるほぼ唯一の職業であった「女教師」を巡る物語。

     第一章では、『ジェイン・エア』と『小公女』を取り上げ、作者自らの女学校体験が投影された場面を素材にしつつ、誕生当時の女子教育の有り様を描く。
     第二章は、狭いイギリス本国ではキ...続きを読む

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