ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

2,200円 (税込)

11pt

行き詰まる西欧近代、広がる格差、新型コロナウイルスによるパンデミックに動揺する2010年代末―2020年代の国内外の事象を取り扱いながら「多様性」「自由」「平等」を謳って差別する現代の闇を解き明かす。

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ただしさに殺されないために~声なき者への社会論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月30日

    普段、意識することはあっても、そこまで真剣に考えるテーマではなかったため、刺激的でとても面白かった。序盤は読んでいて少し気が重かったが、2章以降は興味があったためかスラスラと読み進めることができ、それによって序盤の内容も後から理解が追いついてきた。
    「自由」や「平等」がヨシとされている中で、意外とそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月18日

    差別などしない善人だと思ってる自分が読んでて不愉快な気持ちになった。それぐらい無意識に正しさで他者をジャッジし排除してる。能力主義だったり、ルッキズムだったり。もちろんジャッジも常にされている。小さな潔癖が集合体となり社会全体の大きな潔癖となり、それにより行き場をなくした人々がやがて無敵の人になる。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月20日

    社会思想・エッセイ・哲学の中間地点のような印象。
    筆者論に賛同するかはさておき、新たな視点の提示として読んで抜群に面白い。ディスカッションのベースとして読んでも大いに役立ちそう。

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    Posted by ブクログ 2022年08月14日

    いやー。この人の存在を寡聞にして知らず、知れて良かった。学者でも作家でもメディア関係者でもなく、市井の人というのがまたすごい。シニカルでも青臭い理想というわけでもなく、こういう主張を発信して問題提起できるのは相当の知性が必要なはず。DEIとかに取り組んでる人全員に読んでほしい。あらゆる差別の定義のと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月10日

     人権の落とし穴、差別をよりマイルドにして差別と思わせない方法、国民が自主的に行う言論統制、結果責任の分散化、複雑に絡み合って今の閉塞感を感じる世界が出来上がっていく。夢も希望も理想もないな。なんて思いながら読み進めて、すっかり鬱な気分になった。
     この本に書かれた問題から、きっと私は目を逸らし続け...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月27日

    先生のnoteは読んだことなかったが、この本を買った。

    一つの現象に対して多種多様なレトリックを駆使して深掘りしていくのは圧巻だった。このような著者の豊穣な語彙のアプローチはSNS上での note購読者とのコミュニケーションによって洗練されたのだろう。しかし序盤と終盤が特にそうなのだが、あまりにも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月01日

    p054 2021/11 ベラルーシ ルカシェンコ大統領
     難民そのものを、西欧各国が共有する道徳律である「人権」によってコーティングして他国に向けて打ち込む、いうなれば人間ミサイル兵器として活用する方法を考案し、実際にやってみせた

    p66 力強く少子化対策にのりだし、そして成功を収めはじめている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月19日

    序章、一章は面白かったが、それ以降がつまらなかった。

    友達と普段議論していることが本になったようなイメージ。考え方や論点は面白かったが、特に新しいことが学べたわけではなかった。
    また、ケーススタディを重ねて同じようなことを繰り返し言っているような気がした。

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    Posted by ブクログ 2023年04月18日

    そもそも数字で出せるようなものでないのかもしれないが、こじつけや揚げ足取りのような話の展開が散見された。
    終章では読者から「妄言」と捉えらることに著者も自覚はあるようで、安心したがここまで考えての終章のような気もする。
    問題提起で終始するのも、結局すぐに解決できる問題はほとんどないから行動・発言する...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月10日

    ところどころ共感できる部分はありました。
    ただ、共感できないところの方が多く、男女の話題、特に非モテ男子についての話はよく理解できませんでした。

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