くるまの娘

くるまの娘

1,650円 (税込)

8pt

17歳のかんこたち一家は、久しぶりの車中泊の旅をする。思い出の景色が、家族のままならなさの根源にあるものを引きずりだす。50万部突破の『推し、燃ゆ』に続く奇跡とも呼ぶべき傑作。

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くるまの娘 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とてもとても良かった。著者の書く家族の姿はどの作品でも本当にリアルだ。とりわけ本作では親と子の共依存関係(この関係性を依存と呼ぶことを主人公は拒否している)の描写がリアルすぎて始終胸が苦しい。最後はどんなに地獄でもその中に少しだけ見える希望に縋ってしまう。やはり家族なのだと思わされてしまう。
    いく先

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    ひたすら重い空気
    どうしようもなく不幸なわけでもないけど、決して幸せではない
    でも案外こんな家族って多いと思う
    読むのにエネルギーがいるので、元気な時にもう一回読みたい

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    相変わらず、親の見たくない部分を描くのがうますぎる。

    家族間の攻撃し攻撃され、庇い庇われ、それでも尚自分の意思で一緒にいる。「愛」という言葉は一切使われていなかったが、「愛」をすごく感じた。

    家族に対して「感謝しないとな」と思った次の瞬間に諍いが起こり、「縁を切りたい」と思ったりするあるあるにす

    0
    2024年02月10日

    Posted by ブクログ

    この人の素晴らしいところは難しい言葉を使わないところだと思う
    読者にもある語彙で、思いつかないような表現をするからびっくりしちゃうし打撃もでかい

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    おそらく、『推し、燃ゆ』が何十万部売れようと、この人には関係ないんだろうなというのが、まず、読み終えた第一印象であり、23歳という若さに似合わぬ、その堂々とした佇まいから放たれる、大胆にして理知的でありながらも、平和そうに見える現実の奥底に深く沈み込んでいる絶望的な闇を、その客観的視点で見つけ出し、

    0
    2023年05月04日

    Posted by ブクログ

    作者の魂の叫びを感じて受け止めるの苦しくてなかなか読み進められなかったけど最後の方は一気に読めた。
    読んだあとちょっと放心した。
    自分が人生について漠然と感じたことのあるやるせなさみたいなものを鋭く言語化してくれててすごい良かった。読みながら自分の核の部分が震えたような気がした。
    明日の地獄を生きよ

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    歪んだ家庭だけれども捨てることなんてできない。その中にも幸せもあるのかなと思える。くるまの娘というタイトルもそういうことかってなりました。

    0
    2024年03月20日

    Posted by ブクログ

    くるまの娘ってそういう意味だったのかと読み終わって納得。
    胸糞悪いけどその感じがどんどん次のページに進めたくなった。

    0
    2023年05月21日

    Posted by ブクログ

    女子高校生の「かんこ」の視点でかんこの家族を描く。脳梗塞の後遺症に苦しんでいる母親、暴力を振るう父親、そして兄と弟--。昔は車中泊をして旅行に行っていた時期もあった。普通の家族像だったかもしれない。それがだんだん家族仲が悪い異常な家族となっていく。ある日、祖母の葬式に車中泊で祖母の家に向かう。遊園地

    0
    2023年05月16日

    Posted by ブクログ

    なんとも切ない。でも、リアルな内容なんだろう。
    冒頭、何か暗い予感を漂わせていたが、段々と合点がいくようになった。
    簡単に言葉をかけることが、出来ないと思えた。
    分からないし、経験や体験を昇華させるための言語化なんて出来ないと思う。

    著者の些細な描写や表現力はさすがだし、才能を感じずにはいられない

    0
    2024年05月08日

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