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もし時間を巻き戻せたら、あなたは再び母になることを選びますか? この質問に「ノー」と答えた23人の女性にインタビューし、女性が母親になることで経験する多様な感情を明らかにする。女性は母親になるべきであり、母親は幸せなものであるという社会常識の中で見過ごされてきた切実な想いに丁寧に寄り添った画期的な書。
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Posted by ブクログ
私には3人の子供がいる。 10年前、私の周りには子供を持たないという選択をする夫婦がいなかった。 母親は子供を愛し、子供の成長が母親の喜び、母乳育児は愛着形成の一歩、育休復帰したら時短で子育ても家事も両立させるワークライフバランスを大切にしています!言われていた時代であった。 この本のインタビ...続きを読むューされた人たちは、あくまでも「『今の知識と経験を踏まえて、過去に戻ることが出来るとしたら、それでも母親になりますか?』という質問に対して『NO』と答えた人たち』のみを研究対象に選んでいるということである。 私も彼女達と一緒の考えである。 子供は愛しているが母親を辞めたいと思っている。 辛すぎたので夫に言ったことがあるが、夫からは『お前はサイコパスだ。』と言われたので、私の考えは間違っているのだと思っていたが、この本を読み、私のような考えの人は少なからずともいるということがわかった。 育児の辛さを嘆くと、母親になるのも自分の選択の一つなのだから責任を持て、自業自得、勝手なやつ、子供がかわいそうと世間は言ってくる。 だが、自分の想像よりはるかに子育ては疲れ、想像よりはるかに孤独で、責任が母親にのしかかっているのである。後悔したなら1人しか子供は持たなければいいのではないか?という考えの人もいるだろうが、1人も3人も同じなのである。子供持つという世界に入ったら、子供を持たなかった世界には戻ることはできないのだ。 就職してみたけど自分に合わなかったから転職。 そんなことは許されないのである。 子育てに終わりはない。 読んでいてスッキリとはしない本。
気になってはいたけれど、手に取る勇気がなかなか出なかった本、ようやく読みました。 後悔しているとまでは言わないけどさぁ、日々大変な思いで生活してるんだわ~ 私はそんな平凡なワーママですが、ハッとさせられるフレーズがたくさん出てきました。 ママ達にとっては、自分の気持ちが言語化され、俎上に載せて...続きを読むもらえたカタルシスがあると思います。 また社会が無意識に女性に課している「理想」が、今の時代にもまだまだ存在して女性を苦しめていること、あらためて再認識できました。 こうしたバイアスを顕在化させることなしに少子化対策は語れないと思うんですよね、政治家さんの必読書に認定して欲しい位です。 私も産まなければ多分、女性であることにここまでの苦しさは感じなかったと思うんです。 「男性」と同じように働きお給料をもらう生活を長く続け、このまま定年でも良いと思っていました。 ただ産まない事が夏休みの宿題のように引っ掛かり続け、結局40歳という年齢で産むことになりました。 この本について様々な意見があることは想像に難くないですが、私にとっては産前産後の(色々な意味での)辛さを少し、軽くしてくれた本です、感謝。 読書を続けていると、時々こういう脳天に突き刺さるような本に出会えるんですよね。 (止められないわけです!)
女性だから、無条件に子どもが欲しい・好きというわけではない。そういう気持ちがあったとしても、悪いことではない。自分の気持ちを大切にして生きていける世の中になってほしいと思った。
全体として翻訳書あるあるの読みにくさはあるが、少しでも題名が気になったら、好きなページだけ、あるいはインタビューだけでも読んでみたら気づきがあるかも。 母親業を辞めたい、辛いと思っているのは、 決して1人だけではなく、 世界各地にもいるというのが新発見だった。 【気づき】 ・一般的な...続きを読む事実。つまり想定としてで私たち全員が子どもを欲しがっていて、子供がいなければ幸せにならないと言う認識がある。 ・私たちの選択が社会の期待と衝突する時(例えば、美容に手をかけること、子どもを持つこと、 男性との概ね愛のあるパートナーシップを維持することを拒否した場合) に問題がぶつかる。 行動を非難されるだけではなく、孤立して社会的地位を失う結果に直面する。なぜなら、それはあなたの選択ですよね! (悪い選択) と付け加える人もいるから。 ・母になることで、自分の立場を改善したいという欲求や端を発している ・家父長制による男性は仕事、女性は家庭と言う考え方は、日本特有なのだと思い込んでいたら、西欧にもあるということが意外な発見だった。日本以外の国でも、女性への家事、育児負担が問題になっていることにも気がついた。 【内容】 ・19世紀以降、家父長制のイデオロギーによって、性別による分業を維持してきた。母や主婦の女性の無給労働がなければ、このシステムは崩壊するから。母の感情を規制することで、時間と記憶を調整すると言う文化的な発想と結びつけられている。 ・「正しい」母性としての社会的に確立されたイメージは、母の行動やアイデンティティーを超えて母の感情的な世界にまで及んでいる。 ・母は何をするしないだけではなくて、どんな人間でどんな状況で生活してるか次第で世間から悪いと言うレッテルを貼られる。 ・母になったことを後悔する女性の声や子どもがいないことを後悔していない女性の声はほとんど聞こえていない ・母になって後悔するというのありえない感情のスタンスとみなされる。 ・母であることの不安に対して自身で「私に何か問題がある」「私は正常でないと考えてしまう」こともある。 ・後悔は母になったことであり、子どもではない。 子どもは愛している ・特に女性は、他人の人生に溶け込むことが正しい母の道だと言われることが多い。 ・子どもと離れていても母親という意識は消えない ・母になるメリット 社会への入場券 以前より成熟し、愛情深く、寛大で思いやりを持ち、忍耐強く、共感できるようになった ・母になることが、女性の精神の健康を脅かす可能性があることは既に知られている(うつ病、倦怠感、感情の乱れ、肉体的損傷、社会的地位の喪失など) ・母であることを消したいと言う願いは愛する子どもを消したいと願うのではないか?ととられてしまう。(実際はこの2つは別問題のはずだが) ・女性の選択肢は、母になるかキャリアを持つかの2つしかないと考えることで、母になりたくない理由をキャリアの追求以外にないと仮定する事は、女性のアイデンティティーの多様性を消し去ってしまう ★役割としての母性と関係としての母性 母性を役割や義務や職業ではなく関係として捉えて話すことで、様々な母のシナリオ作成できて、筋書きの中にもっと複雑で多様な女性の人生を織り込むことができる。 ★母であることが役割と認識されている限り、利用できる唯一のシナリオは、完璧な母であり、そこを目指すしかない。 それは実際には理想的な従業員と言える。 なぜなら役割は成果主義の仕事を中心に考えており、成長した子どもが製品であるから。 印象的だったインタビューのことば ・私(母)」は、人生に先導されるがままで、自分でルールや道すじを設定しなかった
時間をかけてゆっくり咀嚼して読んだ。 フランスへ研修旅行に行くより、この本を読む方がよっぽど有意義だと思う。 今後の自分の人生を考える上で大切な一冊となった。
面白くて一気に読んでしまった。読みにくさは個人的には感じませんでした。 語ることをタブー視されている、母親になったことの後悔、それを敢えて語ることの重要性。 母親たちの生の声が胸に突き刺さりました。 このような内面を抱えながら母であり続けることは悪いことではないむしろ普通のことなのだという慰めにもな...続きを読むります。 社会では労働者として活躍することを期待され、家に帰ればワンオペ育児、そんな人生が辛い、後悔してると嘆くことすら許されない、そんな社会的な空気で少子化にならないはずがないなと改めて納得させられてしまった。
思ってても口に出さないことってたくさんある。 思ってても口に出さないことランキングがあったとしたら、女性部門第1位に輝くのではないかと思うのが「母親になって後悔してる」である。 女性としては歳を重ねるにつれ、母親になれる可能性は刻々と先細りする訳だけど、歳を重ねるにつれて子を持つことへの恐怖は膨ら...続きを読むんでいく一方である。 恐怖の原因は街で見かける子連れの母や、職場で見る時短勤務で働く母の余裕のない姿である。母たちが背負っているものの重さに、とても自分が耐えられるとは思えない… 私が子を持つことへの不安を伝えると、母たちが口を揃えて言うのは「チャンスがあるなら産んだ方がいい」「自分の子が生まれたら可愛いと思える」という前向きな言葉である。 1人だけ、「子どもを全然可愛いと思えないし、別に産まなくてもいいと思う」と言った友人はいたが、その後「子どもと会話ができるようになってから子育てが楽しくなった」と言うようになり、結局2人目を産んでいた。 という次第で、疑問が晴れずモヤモヤしていたところ、たどり着いたのが「母親になって後悔してる」という本だった。 これまで母親たちの胸の内に秘められていたことが、ついに公に発表できる世の中になったのだ。これに対して「子どもがかわいそう」という声があるが、この本で語られているのは”生まれた子どもを愛しているかどうか”ではなく、それ以前に”子を持つか持たないか、女性が自分の意思で選択できるか”という点である。 母親になることの後悔と、子どもを愛することは両立する。 「子どもがかわいそう」って言われたらもう”何にも言えねぇ…”ってなるし、この議論を潰してしまうのは結果的に将来不幸な家庭を増やすことに繋がる気がする。 この本では、イスラエルで行われた研究の結果がまとめられている。 イスラエルは女性が平均で3人の子どもを産む国(!)で、ユダヤ教の教えから産め産め圧力がすごいらしい。著者は、母親たちに地獄のような質問を投げかけていくのだが、母親たちは本心を口に出せることに一種開放感を感じてるようでもあった。 地獄の質問例 母になった理由は? 過去に戻ることができるとしたら、それでも母になりますか? 母になったのが自分にとって間違いだったと理解した瞬間は? 母になることに何かメリットがあると思いますか? こりゃ地獄やな…興味がある方はぜひ本を読んでみてほしいです!
生物学的に妊娠・出産の能力は女性にある。だからといって、全ての女性が母親になりたいと思っているわけではない。母親になる/ならないというのは個人の自由な選択であるはず。 だけど、母親になることを望まないという意志への疑問や批判を持つ人は多い。 母親でない、それだけで属せないコミュニティがある。居場所...続きを読むがないと感じることがある。 女性というだけで、社会からの“女性は適切な時期に母親になるべき”という圧に晒される。 母親になったらなったで、世間の作り上げた良き母親のイメージ通りに振る舞うことなんて難しいことぐらい分かるだろうに、ちょっとしたことで悪い母のレッテルを貼られる。 子どもに非はなくとも、子どもを愛していても、母親であることを後悔する。「母親になる」という不可逆性を持つ現象。もう母親ではなかった頃の自分には戻れない。ある種の自分の喪失。 母親である人達から母親になることを勧められるこの頃。母親になることの素晴らしさを語られても、実際に産まれた子どもを抱かせてもらっても、私は母親になりたいと思わなかった。 子どもが欲しいと思わなくても、母親になったことを後悔しても、産んだ我が子を愛することは別のことなのだ、という事実が私には救いだった。
出してはいけないものを出している人たちの言葉を読んで、見てはいけないものを見ている気分。私は自分が、女性は母親になるべきで、母親は子ども持つことが幸せなのだ、という社会通念に洗脳されていることに気づく。 だけどここに書かれてある数々の言葉は、明らかに私の中に眠る声。母親になどなりたくなかった、とい...続きを読むう思いを、こんなに心から明確に述べる人たちが出てきていることに、目の覚める思い。 こんなにも大変だとは思わなかった。笑って穏やかで楽しいのはほんのひとときで、毎日毎日、子どもの世話というおもしろくもない不公平で退屈な仕事に耐えていた。 なぜ私はイライラしているのだろうと、自分は笑っていない悪い母親だと思い込み、笑うための努力をしたけれど、イライラは収まらず。 苦しかったことばかりを思い出す。子どもを産まない選択肢は、あり。
すごく読みやすいわけではなく、またなぜ後悔しているのかの原因がすっきり明示されているわけでもないとおもうが、女性にも男性にも読んでほしいとおもう。 謝辞の最後にあった、 「異なる感情を持つ人と人が対話をする精神」で。 ただただ、異なる感情を持つ人がいること知り、 それを自分のもつ価値観で悪と一方的...続きを読むにきめつけずに、 そういう感情もあるんだなと、受け入れてほしいなとおもう。 これからの人生、対話する精神をもった人達と出会い、ふれあい、時間をともにしたい。
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