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東洋の化粧品王は、いかにして誕生したか。
「ほんまに、きみが愛おし!」
時は明治の世。秀才ながらも、山口の家族を支えるため進学をあきらめ、単身神戸に出てきた少年・利一。牛より安い値段で花街に売られてきた少女・ハナ。神戸の花隈での二人の出会いは、やがて日本の生活をも一変させる発明、大ヒット商品誕生へとつながっていく。そして、幼い日に誓い合った約束の行方は?
産経新聞連載時から大反響! 明治・大正・昭和の激動期を、「真心」の製品作りと斬新な宣伝手法を武器に乗り切り、大阪で100年を超える会社を創業した“東洋の化粧品王”と呼ばれた男の一代記!
Posted by ブクログ 2022年08月26日
いや~久々に一気読みしました。
理屈抜きで面白かった。
いわゆるサクセスストーリー、語りつくされてきた感はあるものの、舞台が1900年初めの神戸、外国との交流も盛んで、おしゃれ、流行に敏感な人たち、そんな中の花街でさえ他とはちょっと違う。
秀才ながらも、家族を支えるため山口から出てきた少年。
牛よ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月12日
時代背景的にわかってはいるけれど、仕事を成功させる→戦争が始まってすべてを失っていく過程が辛かった。人も、工場も。前半の成功する過程までのところはすごく爽やかなお仕事小説で、ここまでで胸に留めておきたかったというか。
そしてわりとコスメが好きな私でも、この会社を知らなかったことに少しショックをを感じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月13日
戦前の大手化粧品会社である中山太陽堂を創立した中山太一をモデルとした小説
恋愛小説でもあり大正、昭和の経済社会を学べる最高に面白い本だった
関西がメインで神戸の地名も沢山出てきて親しみやすかったけど、テンポは良くは無いから読みずらさは少しあった
長男として家族を支えるために休む暇もなく働き続け...続きを読む
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