ピラネージ

ピラネージ

2,600円 (税込)

13pt

3.3

僕が住んでいるのは、無数の広間がある広大な館。そこには古代彫刻のような像がいくつもあり、激しい潮がたびたび押し寄せては引いていく。この世界にいる人間は僕ともうひとり、他は13人の骸骨たちだけだ……。過去の記憶を失い、この美しくも奇妙な館に住む「僕」。だが、ある日見知らぬ老人に出会ったことから、「僕」は自分が何者で、なぜこの世界にいるのかに疑問を抱きはじめる。数々の賞を受賞した『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル』の著者が、異世界の根源に挑む傑作幻想譚。

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ピラネージ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    特殊な設定のファンタジー。設定に馴染むと面白いと感じられる。状況が分かってから結末までが少々冗長に感じるが、主人公の暮らす美しい広大な館に惹きつけられ、子供の頃の世界の捉え方を思い出すようなノスタルジアに満ちた作品。学者の世界の光と闇を少々大袈裟に詩的に描いた作品でもある。

    0
    2023年04月11日

    Posted by ブクログ

    あらすじが辻褄合わない、作者の容量オーバー、もろもろの事情でそんなつもりはなかったのに、SFやらファンタジーというジャンルにせざるを得ない物語がここ20年ばかり溢れかえっているが、この作品は久々に純粋のファンタジー作品と言えるのではないでしょうか。そういう意味では手に取れた喜びなどはあるのでしょうが

    0
    2023年07月25日

    Posted by ブクログ

    最後に現代世界に戻ってくるのが予想外だった。
    キッタリーは主人公に会う日以外は現実世界にいたからいつもパリッとしたスーツやら着ていたということか。

    0
    2022年08月01日

    Posted by ブクログ

    ものすごい変わった物語
    表紙は、今になってよく見た・・・参考になる?
    全くの一人じゃないからいけたかな
    がんばり屋のいい子です

    0
    2022年05月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    僕が住んでいるのは絶えず潮が注ぎ込む広大な館。無数の空間が連なって迷宮となっていて、僕は十三人の死者の骨と暮らしている。
    という、まさに幻想文学らしい世界観で楽しめた!少しずつ世界の謎が明らかになっていく過程が飽きさせない。今回はサクッと読んだけど内容は分かりやすかった。もちろん謎解きのような気にな

    0
    2024年01月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!...のは間違いない。けれど、全体的に訳文が子供っぽいように感じた。
    物語は、マッドサイエンティストの気まぐれで、異世界の館に囚われてしまった、哀れなジャーナリストの話。すなわち、35歳のおっさんの独白なわけで、もうちょっと成熟した感じを出しても良かったのでは、と率直に思った。
    特に、後

    0
    2022年11月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古代彫刻が雑然と並ぶ巨大な大広間が無数に連なり、上層は雲、下層は定期的に押し寄せる潮に浸された〈館〉を彷徨い歩く「僕」。唯一の話し相手は、週に2度会う初老の男「もうひとり」だけ。二人で〈館〉に隠された神秘的知性の研究を続けてきた「僕」と「もうひとり」だったが、第三の人物が現れたとき、〈館〉は少しずつ

    0
    2022年06月28日

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