猫と魚、あたしと恋

猫と魚、あたしと恋

550円 (税込)

2pt

「猫は水が嫌いなのに、どうして魚が好きなんでしょう? 女の子は辛いこと、苦しいこと、めんどくさいことなんかみんな嫌いなはずなのに、なぜ、いつも恋を追い掛けているのでしょう?」(「あとがき」より)不倫、万引き、覗き、睡眠障害……。日常を生きるために、恋をまっとうするために、普通に“壊れて”しまう“あたし”たちをストレートに描く9編。

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猫と魚、あたしと恋 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    まず表紙の絵が好き。笑
    短編集で、オススメは「深海魚」
    香子という女性が、裏切った男に対して行う愛の儀式。ちょっと怖いかも。

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月12日

    「壊れた女」であること

    "この本を手にしたあなたも、「壊れた女」であるか、「壊れた女」に惹かれてしまう人なのだろう。"

    とは、解説にあった文章。

    うん、まぁおもしろかった。


    けど、そんな言うほど怖くもなく、難しくもなく、何も考えずに暇つぶしに軽く読める本だった。

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    Posted by ブクログ 2011年03月12日

    普通に壊れてしまう"あたし"たちの話。
    ストーカーの「深海魚」と、人のものが欲しくなる「どろぼう猫」が面白かった。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ●抜粋●猫は水が嫌いなのに、どうして魚が好きなんでしょう?女の子は辛いこと、苦しいこと、めんどくさいことなんかみんな嫌いなはずなのに、なぜ、いつも恋を追い掛けているのでしょう?辛くなく、苦しくなくて、面倒でもない恋なんてどこにも転がっていないって、みんな知っているのに。

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    Posted by ブクログ 2020年02月09日

    女のいやらしさ満載❗️柴田ワールド炸裂‼️

    以前アンソロジーで読んだ『切り取られた笑顔』は、この中でも秀逸だと思った。

    鬱々とした作品が多い中で、『誰かに似た人』はユーモラスで面白かった。

    ただ、どういいたものか?このタイトル、いただけない。

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    Posted by ブクログ 2021年02月21日

    短編なのにぼんやりせず、結末の印象もはっきりしているのはさすがですね。柴田よしきさん、やっぱり色々と巧い作家さんだなぁ。

    少し壊れた女性たちのお話。どれも面白かったけれど、私は『花のゆりかご』が美しく、怖いと思いました(ラストが特に)。

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    Posted by ブクログ 2017年06月21日

    人を愛することが、執着に変わると歪んだ愛になり、悲しい結末が…。
    そんな要素がわたしにもあるのかもしれないと思って読むと尚強い。

    愛し方があるということを感じる一冊です。

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    Posted by ブクログ 2016年01月30日

    柴田さんの良いところが表現されていた。善人でも悪人でもない主人公はある意味リアルだと思う。
    生きていく切なさ、悲しさ、苦しさ、、、大げさじゃないストーリーの中につまっていました。

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    Posted by ブクログ 2011年02月07日

    女の子は辛いことや苦しいことが嫌いなハズなのに、
    なぜいつも恋を追いかけているのでしょう?
    恋をまっとうする為に少しずつ壊れていく「あたし」たちを描いた、
    恋愛サスペンス短編集。

    ***

    サスペンスっていう文字を見落として買っちゃった。
    あんまりサスペンスものは読みたくなかったけど。
    なかなか楽...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年06月27日

    9つの壊れた愛。

    久しぶりに女性の泥々とした恋愛ものに手を出した。
    短編である事と、柴田よしきさんだからそんなにひどくないだろう、という読みが当たってホッとした。
    泥々、というよりは、「狂って、壊れた愛」という方が正しいか。
    恋愛とはある種そういった狂気をはらんでいる部分が無きにしもあらずだが。壊...続きを読む

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