近世の非合法的訴訟

近世の非合法的訴訟

7,315円 (税込)

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【内容紹介・目次・著者略歴】
法制史学の泰斗による、江戸時代の駕籠訴、駆込訴などの通常の司法とは異なる方法での訴訟手続を研究した重要著作。

【目次より】
はしがき
序章 本書の課題と構成
一 本書の課題
二 本書の構成
第一章 駕籠訴・駆込訴の取扱い
第一節 『駕籠訴・駆込訴取扱帳』
第二節 老中への駕籠訴・駆込訴
第一項 老中への駕籠訴・駆込訴の取扱い
第二項 老中への駕籠訴人・駆込訴人の取扱い
第三節 三奉行への駕籠訴・駆込訴
第四節 小括
第二章 駕籠訴・駆込訴の背景
第一節 序
第二節 訴訟抑圧
第一項 序
第二項 町村
第三項 代官所
第四項 大名領、旗本領
第三節 不公正な審理
第一項 序
第二項 「公正な審理」の理念とその不徹底
第三項 現実の「訴訟」審理
第四節 訴訟遅延
第一項 序
第二項 訴訟遅延とその背景
第三項 未済案件届出制と訴訟遅延の常態化
第四項 訴訟遅延と越訴
第五項 訴訟遅延の背景再論
第五節 「上訴」制度の不備
第一項 近世日本の上訴
第二項 清代中国、イングランドの上訴
第三項 近世日本における「上訴」制度の不備の理由
第四項 「上訴」制度の不備と非合法的「訴訟」
第五項 「差出」
第六項 訴状箱(目安箱)・巡見使
第七項 上訴制度導入と非合法的「訴訟」(越訴)の終焉
第三章 駕籠訴・駆込訴の機能
第一節 審理の実現
第一項 幕府中央機関での審理の実現
第二項 支配役所での審理の実現
第二節 「法」の回復・実現
第一項 「法」の回復
第二項 「法」の実現
第三節 「訴訟」制度の補完物・近世国家の安全弁
終章 「訴訟」制度の限界と駕籠訴・駆込訴の意味
あとがき
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大平 祐一
1946年生。法政史学者。東北大学法学部卒。同助手、立命館大学法学部助教授、同教授を経て、立命館大学法学部特別任用教授。専攻、日本法制史。
著書に、『「日本型社会」論の射程』(共著)『目安箱の研究』『近世日本の訴訟と法』『近世の非合法的訴訟』などがある。

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