ドイツ その起源と前史

ドイツ その起源と前史

6,875円 (税込)

34pt

-
0件

※こちらの作品はファイルサイズが大きいため、Wi-Fi環境でのダウンロードを推奨いたします

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

【内容紹介・目次・著者略歴】
前著『ドイツ史の始まり――中世ローマ帝国とドイツ人のエトノス生成』で割愛した、第一部と二部の間に位置する歴史的・言語史的考察。deutschという語の起源をめぐるグリム以来の学説史の整理、「ドイツ(語)」の前段階の「フォルクの言葉」という普通名詞に留まっていた初期の語法の網羅的検討を通じて、「三つの神聖言語」を頂点とする多言語国家としての大フランク帝国の実相に迫る。

【目次より】
はじめに
第一章 ドイツ(deutsch)の起源 研究の現況と課題
一 問題の所在
二 語源、語義
三 語形成
四 theudisk / theodiscus / diutisk 語形成をめぐる言語史的・歴史学的議論
五 「起源の偶像」
第二章 ドイツ(deutsch)の前史 七八六年~九二〇年
一 問題の所在
二 theodiscus:七八六~八七六年(1):アルプス以北の語法
三 theodiscus:七八六~八七六年(2):イタリアの語法
四 theodiscusからteutonicusへ:八七六年
五 theodiscusとteutonicus:八七六~九二〇年(1):西フランクとアングロ=サクソン
六 theodiscusとteutonicus:八七六~九二〇年(2):東フランク
七 ドイツ(deutsch)の前史
第三章 『ザルツブルク大編年誌』九二〇年の項の「ドイツ人の王国」 中世盛期における「ドイツ王国成立論争」の始まり
一 政治史の経過と各種史料の証言
二 問題の所在
三 研究史の批判的検証と同時代性の否定
四 オットー『年代記』、『ザルツブルク大編年誌』、「オーストリア編年誌」(AGS)
五 「アルヌルフの国王計画」と「ドイツ人の王国」
あとがき
付録(図表、地図、系図)

主要参考文献一覧
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

三佐川 亮宏
1961年生まれ。西洋史学者。東海大学文学部歴史学科西洋史専攻教授。専門は、ドイツ中世史。北海道大学文学部史学科西洋史専攻卒業、同大学院文学研究科西洋史学専攻修士課程修了、同大学院文学研究科西洋史学専攻博士課程中途退学。文学博士。
著書に、『ドイツ史の始まり』(日本学士院賞)『ドイツ その起源と前史』『紀元千年の皇帝―オットー三世とその時代』など、
訳書に、コルヴァイのヴィドゥキント『ザクセン人の事績』などがある。

...続きを読む

ドイツ その起源と前史 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

レビューがありません。

ドイツ その起源と前史 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

創文社オンデマンド叢書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

三佐川亮宏 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す