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美しい姉妹のワガママに振り回され、家族のしりぬぐいを押し付けられてきたファビオラ。
学生時代に辛い経験を沢山してきた彼女は、家族から距離をることを決意する。
自分の幸せを手にするために王宮に侍女として仕えることになるのだが……。
頼れる騎士様、とても厳しい上司、恋愛下手な王太子。様々な人と出会い、ファビオラの人生は大きく動き出す。
ファミーユ王国と言う国に、マルティネスと言う名の子爵家があった。領地もなく、末端貴族の子爵家には、三姉妹の娘がいる。
次女として生まれたファビオラ マルティネスは、ランプの炎の様な色の瞳、ありふれたクルミの色の茶色の髪。一人でいたならば、可愛らしいお嬢様。
しかし、一度姉妹三人で佇むと平凡な貴族のお嬢様となる。二歳上の姉は、お色気担当のスタイル抜群な美女。ルビーの様な透き通る鮮やかな赤の瞳。真っ直ぐで艶やかな黒髪。誰もが一目見ると釘付けになる容貌。二歳年下の妹は、儚く自分が守らなくてはと心を擽る庇護欲担当。ピンク色に赤が混じったような萩色の明るい瞳。柔らかくウェーブのかかった茶色を薄くした淡香色の髪。
人を引き付けてやまない姉妹に挟まれた、真ん中っ子が自分の幸せを見つける話。
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とっても良かった。1巻目ではファビーが損な役回りでそれでも頑張ることで周りから認められ始めるところで終わっていましたが、2巻目はさらに1歩進んで自分の立ち位置を確立していきます。アーベルとも結婚し、幸せな気持ちで読み終わりました。
幸せになれました
ファビオラが自分の人生を歩めるようになれて、幸せになってよかったです。家族ともそれなりに折り合いを付けられて、ほっとしました。
スッキリとした読後感でよかったです。
ヒロインから搾取することに慣れきった姉と妹は、ヒロインが独立したことで、自らに足りない物だらけだということに気がついたようでなによりでしたが。両親はどうなんでしょうね。自分たちが次女を追い詰めていたことに、最後まで気が付かなかったのかな?暴走した令嬢たちも、結局は娘を甘やかしているようで放置されてい
夜会のお披露目の後、嫌がらせや何やらが始まるんだろうなと思っていたけど、
思ったよりも直接的でしかも刃傷沙汰だったのでびっくりしました。
なぜアーベルがタンポポの紋章をつけているのかもわかってスッキリ。
てっきり強さを求めて(いわゆる雑草根性)の黄色いタンポポの花なんだろうと思っていたら、
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