彼女の遺言

彼女の遺言

704円 (税込)

3pt

3.7

独り身で子供も持たなかった、仕事ひとすじの啓子は、病気のため五十四歳という若さで亡くなった。啓子の小学生からの親友・宏美は、遺品として梅酢を受け取る。同封されていたノートには、「この梅酢で十円玉を磨いたら、その製造年に五時間だけ意識が戻る」という不思議な体験が記されていた。宏美は怖れながらも、啓子の幸せを願い、彼女を結婚させるために意識のタイムスリップに挑むのだが……。切なく心温かな余韻が胸に沁みる長篇サスペンス。

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彼女の遺言 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年12月11日

    54歳という若さで、独り身で亡くなった啓子。
    その遺品を受け取った宏美。

    遺品の梅酢で十円玉を磨くと、製造年月日に意識だけタイムスリップ出来るという。

    しかし、過去をやり直し、現代に戻ると、新たな出来事が...
    過去を変えることは、良いことなのか、それとも。
    なかなか難しいですね。

    そして、最...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年04月05日

    タイムスリップの手法を手にしてしまった平凡な主婦。

    過去に戻って人生を変えたい、と思えないような平凡な人生を送ってきた主婦は、ならばと人の過去を変えるため必死に動くことになった。
    人の人生をより良いものにしようと動きまくった結果、何よりも変わったのは自分自身の現在のあり方・生き方という結末に至る。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月04日

    54歳で亡くなった親友、啓子からの遺品を受け取った宏美 その遺品は「梅酢」、この梅酢で10円玉を磨くとその製造年に5時間だけ意識が戻ります。

    歴史を変えてはいけないと思いながらも親友や息子の為に孤軍奮闘する宏美に共感する場面もありましたしタイムスリップ先で同じくタイムスリップして来た啓子と出会う...続きを読む

    0

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