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発想や生き方が狭まり「窮屈な人生」に閉じ込められている人が、視野と可能性を広げるためのヒントが詰まった一冊。 自分を窮屈な人生に閉じ込めているのは、思い込みや経験からくる固定観念によってつくられる「思枠(思考の枠)」が原因。本書を読んでそれを少しずらす方法を知れば、見えるものが変わり、「柔軟な生き方」ができるようになれます。
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Posted by ブクログ
とくに前半部分が面白かった。意識と無意識の支配の仕方を、理屈で説明してくれていたので、目から鱗がおちた。
「思枠」は、心のフィルターだったり色眼鏡とも言い換えられる。みんなそれぞれの思枠で生きているし、苦しんだりもしている。 思枠を柔軟にズラしたり、取り替えられたりすると、もっと楽に生きられるようになるのだろう。 そのためには、横に寄り添いリフレーミングを促せる人の存在は重要だと思う。
その場の状況に応じて臨機応変に振る舞える人とそうでない人は何が違うのか。それは普段は意識することのない「思枠」によるもの…というところから、思考の枠=思枠に気づき、ずらす、実践する方法が色々と書かれていたのだけど、もう一歩深いところまで掘り下げてほしかった。 冒頭にある意識・無意識の話がいちばん興味...続きを読む深かったので、そこをもっと深堀りしてほしかったなぁ。
結構面白い。 不器用と自負する筆者がそれを克服する為にどうしたかという所から話は始まる。 筆者によると言いたい事が言えない人は 意識が身体と思考を支配しており、その外側に向けると解決する事が多いらしい。 何故なら 意識が得意な事→観察、言語化 無意識が得意な事→身体や心の操縦 でもって不器用...続きを読むな真面目君は「思枠」に囚われているのが多い。 不良な感覚的な人はしばしばその前提を問う事も厭わない。 これはわかるわーーと思う。 仕事で言えばその仕事の捉え方て全然人によって違い、それによって能力や結果や個性が変わってくる。 若い頃なら囚われがちな思枠があるし 歳取ったら取ったで囚われがちな思枠がある。 ハラリ氏は「サピエンス全史」で人類はお金などの虚構を信じる事によって発展したと書いている。 天動説→地動説もしかり。 その為にはまず虚心坦懐に物事を観察する事 観察→推論→仮説→実験→考察という科学的な見方をやはり身に付ける必要があるようだ。 この方の特有の考え方だが 「疑う」のでなく「前提を問う」程度に留めないと壊して手に入れた物を信じすぎるという副産物があるようだ。 これは何となく言葉だけの問題かもしれないが解る。 思惑はずらしたり、壊したり、作ったりも出来る。 この本で理解したのは 大概のルールや決まりは大衆や弱者にメリットが出る様に編まれているが、健康や心を阻害するならば変えられるべきだとしている。 ルールは縛るものでなく導く物でありクリエイティブに人をしてくれるようなものでないといけない。
本作も会社の同僚が貸してくれた一冊です。 以下、印象に残った事だけを備忘録として残す。 【「適切な思枠」と「破滅する思枠」】 労働者を「コスト」として捉えるのではなく消費者という「お客様」として捉えることで、資本主義は共産主義以上に豊かで比較的公平な社会を実現できた。 【視座を変える】ex.水...続きを読む 「数学」コップの大きさは200ml、水は100ml入っている。 「理科」水はH2O、コップの素材はケイ素。 「国語」水が喉をスルスルと通り抜け、体の火照りがおさまっていった。 「社会」水道局の管轄下にある2km先の浄水場では...。 「教科」という視座を変えるとこれだけ見え方が変わる。 【討議ではなく議論】 話し合いをするのに「相手の論を討つ」(討論)事に一生懸命になるよりは、建設的に話し合う。 説明 内容紹介 〈著者から読者の皆様へ〉 「ああすればよかった」「こうしたらよかったのに」そう後悔してはため息をつく。 そんな不器用な人は「ねばならぬ」に囚われ、 心も体もぎこちなくなり、臨機応変を難しくしています。 天下の不器用者である私は、自分で自分に枠をはめ、 枠の中で右往左往する年月を過ごしました。 器用な人たちはなぜ臨機応変に反応できるのか?うらやましい。 その秘密を解き明かしたいと考え、言語化を続けているうち、 実は器用な人たちも無意識のうちに思考に枠をはめ、 そこから出られないでいる事実にも気がつきました。 私たち不器用者を呪縛から解き放つだけでなく、 世界を縛る「思枠」にヒビを入れたい。そう考え、筆を執りました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〈本書の説明〉 ◆「臨機応変」なひらめきを実現するフレームワークがわかる本◆ 著者は、NASAも失敗し「開発は不可能」とされていた新技術を開発した農業研究者。 イノベーティブな新技術を開発し、一躍注目を集めた著者ですが、 もともとアイデアマンだったわけではなく、知人の間では有名な「不器用者」だったそうです。 著者の言う「不器用者」とは、 ・「こうあるべき」という自分の思い込みに囚われて視野が狭くなっている人 ・思い込みに囚われて頑固になっており、周囲と衝突してしまう人 ・自分の思い込みにこだわるあまり、まわりの人に迷惑をかけて 「すみません、すみません」と謝ってばかりの人 そんな人のことです。 自分はそんなことはない、と思いますか?でも過去を振り返ってみたとき 「あのときああすれば、このプロジェクトは成功していたかもしれないのに」 「こういうふうに考えていたら、自分も売れる商品を開発できていたかもしれないのに」 「もっと視野を広くできていたら、こんなにこじれなかったかもしれないのに」 と、後になって気づいたり、反省したりした経験が一度でもあるなら、 あなたも「自分の思い込み」に囚われる不器用者です。 では、思い込みが強い不器用者は、どうすれば「いいアイデア」が出せる人に変われるのか。 臨機応変に「いいアイデア」が出せる器用な人に憧れ、彼らを観察し続けた著者は、1つの結論に達します。 それが思考の枠=「思枠」を使って考えるということ。 人間には誰しも、「思枠」があるものです。そしてそれを一定の場所に固定しています。 しかし、「いいアイデア」は固定した「思枠」の外にある場合が多いのです。 「思枠」をずらして、隠れているアイデアに気づけるのが「いいアイデアが出せる」人です。 だとしたら、不器用者も「思枠」をずらす方法を知りさえすれば変われるはず。 そう考え、実践してきた著者の語る、「従来の考え」や「ありきたりな思いつき」を超える思考法。 イノベーション の前段階、何かを思いつくところでつまずいてしまう、という方におすすめの1冊です。 内容(「BOOK」データベースより) 「柔軟な発想」が苦手なあなたへNASAも失敗した新技術を開発した農業研究者による「難局突破」の思考法。自分の「思い込み」の外にある「アイデア」を見つける方法。 著者について 篠原 信(しのはら しん) 1971年生まれ、大阪府出身。農学博士(京都大学)。農業研究者。中学校時代に偏差値52からスタートし、四苦八苦の末、三度目の正直で京都大学に合格。 大学入学と同時に塾を主宰。不登校児、学習障害児、非行少年などを積極的に引き受け、およそ100人の子どもたちに向き合う。 本職は研究者で、水耕栽培(養液栽培)では不可能とされていた有機質肥料の使用を可能にする栽培技術や、土壌を人工的に創出する技術を開発。 世界でも例を見ない技術であることから「2012年度農林水産研究成果10大トピックス」を受賞。 著書に『自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書』(文響社)、『子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法』(朝日新聞出版)、 『ひらめかない人のためのイノベーションの技法』(実務教育出版)があるほか、「JBpress」「東洋経済オンライン」などに記事を発表している。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 篠原/信 1971年生まれ、大阪府出身。農学博士(京都大学)。農業研究者。京都大学入学と同時に塾を主宰。不登校児、学習障害児、非行少年などを積極的に引き受け、およそ100人の子どもたちに向き合う。本職は研究者で、水耕栽培(養液栽培)では不可能とされていた有機質肥料の使用を可能にする栽培技術や、土壌を人工的に創出する技術を開発。世界でも例を見ない技術であることから「2012年度農林水産研究成果10大トピックス」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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