暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

880円 (税込)

4pt

「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのだろうか。答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう――現代の消費社会において気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー、あとがきを加えて待望の文庫化。

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暇と退屈の倫理学(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    なんとなく退屈だ。
    →索敵能力余ってるし、高い環世界移動能力を持つ人間には必然。
    →人間であるとはおおむね退屈と気晴らしが入り混じったものを生きること(第二形式)

    第三形式(退屈=自由)
    →決断→第一形式(狂信・隷属)
    のサイクルに取り込まれないように。
    消費社会に取り込まれないように。
    (ファイ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月03日

     著者も述べている通り、哲学的な話であったが、論理立ててひとつ一つ説明がされ、まとめもあったので、難しい点は所々あったが、読みやすかった。
     この本は一貫して暇と退屈について、発生の理由からそれに対して人間がどのように対処してきたかについて、哲学の観点から考察がされております、興味深かった。結局のと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    時間の使い方、人生の生き方について考えさせてくれる本。
    人生に余裕を余裕をもち、楽しむことで自分が熱中できるものについて知り、更に人生を豊かにできる。
    一回読んだだけでは半分も理解できていない気がするので、期間をおいて再読したい。

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    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    ハイデッカーを始めとする大哲学者たちの考えをバッサリと否定しながら、丁寧に理論の積み上げを行う姿勢はある種、痛快でもある。ハイデッカーの退屈の三形式を引用し、人間は第二形式に安住しながら時折、第一、第三へと逃げ込むとする。この第二形式をいかに楽しめるかを学び、経験することの必要性を解く。世界が暇を感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月19日

    私たちが普段何となく感じている暇や退屈について、哲学を中心に人間学・歴史・生物学など様々な視点から深堀りし、その本質と解決策について提示するという内容の本です。

    タイトルはいかにも難解そうですが、全体的にわかりやすいタッチで書かれており、思ったよりもすらすら読むことができました。(特に難しい箇所に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月16日

    前評判よりは読みやすく、内容、そして構成がわかりやすく面白いものばかりだったのでスラスラ読み進めることができた。(5章から8章が難しそうだから飛ばして1章から4章だけ読んで結論を読もうとおもって、実際にそうしたところ「なぜ結論だけを読むことはできないか」というタイトルで、甘かったな自分と思い全て読ん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月12日

    全くのど、ど、ど素人ですが
    私も感じてた
    なんとなく退屈だ
    何したらいいかわからない
    そんな思いを辞めたくて
    手に取りました。

    途中で頭の中を整理しながら、メモ取りながら
    読むのにとても力が入りました。

    が、
    冒頭より、読みやすい文章で
    最後まで読み切りたい
    暇とは?退屈とは?結局どこに辿り着く...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    暇と退屈について、純粋に哲学の領域のみならず、人類学や生物学など幅広い領域の知見も参照しながら、その本質に迫っていく良著。何より説明がわかりやすく、わかりやすい説明というのは著者の中での理論構築が明確で確固としており明晰であることの一つの証拠でもあるでしょう。難解な単語を多用しがちな哲学書とは大きく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    正直なところ半分も理解できていないた思う
    けれど、これを理解できれば人生で退屈だ暇だと思うだけではなく、そこから得られるものがあるんじゃないかと思える本だった
    哲学書であり、歴史を学び、様々なものな触れられる
    この本の本質なんて理解できていないと思うが
    人生を考えなおすきっかけになる本でした
    なお、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    哲学の本であるがとても分かりやすく難解さを感じなかった。暇と退屈という視点から、人間の生とは、人間と動物の違いとは、退屈とは?様々なことについての新しい知見を与えてくれ、小説のようにどんどん読み進めてしまった。とても面白かった。
    何となく退屈な日々を過ごしている人にオススメ!

    0

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