猫のエルは

猫のエルは

770円 (税込)

3pt

4.1

数多くの猫たちと共に暮らし、作家の眼と深い愛情とで彼らを見つめ続けてきた町田康さんだからこそ書けた、五つの猫の物語。作中の愛すべきユニークな猫たちをヒグチユウコさんがイラストに描き起こした、猫を愛するすべての人に贈る珠玉の作品集。猫の眼で、世界はこんなふうに見えています。〈収録作品〉諧和会議/猫とねずみのともぐらし/ココア/猫のエルは/とりあえずこのままいこう(全5編)


数多くの猫たちと共に暮らし、作家の眼と深い愛情とで彼らを見つめ続けてきた町田康さんだからこそ書けた、五つの猫の物語。
作中の愛すべきユニークな猫たちをヒグチユウコさんがイラストに描き起こした、猫を愛するすべての人に贈る珠玉の作品集。
猫の眼で、世界はこんなふうに見えています。

〈収録作品〉
諧和会議
猫とねずみのともぐらし
ココア
猫のエルは
とりあえずこのままいこう
(全5編)

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猫のエルは のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    町田康さんの猫愛を、自ら、いろいろな手法で紐解いているようだ。さまざな生き物の視点から見る猫、または、まっすぐに愛らしさを表現する一方で、猫を憎し存在に見立ててみても、やはり、愛の視点に戻ってしまうさま。抑えきれない感情と、もがいているようで、戯れてるようで、猫と遊び遊ばれているようで、やはり、私も

    0
    2023年03月04日

    Posted by ブクログ

    猫好きとしてはたまらない、猫(時々、犬やその他動物)目線で語られる物語。御伽噺のようで好き。
    タイトルの「猫のエルは」の冒頭、エルの部分を愛猫の名前にして音読すると親しみが生まれた。

    0
    2022年02月12日

    Posted by ブクログ


    「諧和会議」
    人類が滅亡したのち
    動物や昆虫たちが言語を獲得した未来世界で
    なぜか猫だけはそれを発さず
    他の生き物たちに不審感を与えていた
    なんとか猫とコミュニケーションをはかろうとして
    生き物たちは頭を悩ませるが
    誰を派遣しても、猫から言葉を引き出すことはできなかった
    結末は、「パンク侍」と「告

    1
    2022年01月19日

    Posted by ブクログ

    猫好きなわたしはニヤニヤしながら読んだけど、猫嫌いな人が読んだらどう感じるのかな?ヒグチユウコさんの絵も素敵。

    0
    2023年03月25日

    Posted by ブクログ

    自分は猫飼ったことないけど猫ってこんな感じなんだろうなというのと、著者の猫に対する愛情がビシビシと伝わってきた。かと言って優しい話では全くなく人間に対する皮肉も描かれていて、猫の目線のSFっぽい架空の少し変わった短編集。ヒグチユウコさんの挿絵が物語にピッタリで素敵。

    0
    2023年02月27日

    Posted by ブクログ

    ストーリーは全く違うが、夏目漱石の『夢十夜』を思わせる、とても不思議な短篇集。
    猫目線で見た世界は恐ろしい。
    ウチの仔達も子猫の時に保健所に収容されていたので、当時の写真を思い出して苦しくなった。
    たくさん、たくさん、愛そう。

    0
    2022年02月05日

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