牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って

牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って

858円 (税込)

4pt

5.0

アフリカゾウ虐殺の「真犯人」は誰だ!?

年間3万頭以上のアフリカゾウが、牙を抉り取られて虐殺されている。
象牙の密猟組織の凄惨な犯行により、野生のゾウは今後十数年以内に地球上から姿を消してしまうと言われる。

元アフリカ特派員の筆者は、国際密猟組織に迫る取材を始める。
そこでぶち当たったのは、密猟で動くカネが過激派テロリストの資金源になっている実態、背後に蠢く中国の巨大な影だった。
そして問題は、象牙の印鑑を重宝する私たち日本人へと繋がっていく。

密猟組織のドン、過激派テロリスト、中国大使館員、日本の象牙業者。
虐殺の「真犯人」とは誰なのか――。

第25回「小学館ノンフィクション大賞」受賞作。

◎高野秀行(ノンフィクション作家)
「ショッキングな現実が勢いある筆致で描かれ、『ザ・ノンフィクション』の醍醐味がある」

◎古市憲寿(社会学者)
「実は日本が加害者だった? ゾウと我々の意外な関係性が明らかになる」

◎三浦しをん(作家)
「私は、今後も象牙の印鑑は絶対作らないぞと決意した」

(底本 2021年12月発行作品)

※この作品は単行本版『牙 ~アフリカゾウの「密猟組織」を追って~』として配信されていた作品の文庫本版です。

※この作品はカラーが含まれます。

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牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    小学館の大賞に選ばれただけあって、ものすごく読みやすい。国際会議での日本の立ち位置が分かって、面白かった。なんで、日本政府は象牙にこだわるんだろう?使い道は印鑑くらいしかないのであれば、今後消えゆく文化….

    0
    2023年09月16日

    Posted by ブクログ

    「南三陸日記」から始めてもう何冊目かな。新しい方からさかのぼって読んでいるようだが、作者の仕事ぶりに感服してる。テーマが変わっても人間三浦英之がいる。
    象牙をめぐっての密猟で驚くほど象が減っているとは知っていたが、日本にも大きな責任があるとは!
    ワシントン条約締約国会議での振る舞いはほんとに情けない

    0
    2023年04月29日

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