台湾対抗文化紀行

台湾対抗文化紀行

1,870円 (税込)

9pt

3.7

2010年代の台湾には、日本の1960年代のように、人びとが「自由」を求め、自分なりの表現に取り組む熱気が渦巻いていた――。

日本の企業社会に嫌気が差し、海外放浪の旅に出た著者は、その途上で訪れた台湾に魅せられる。そして現地の人びとと交流するうちに、台湾の対抗文化やDIYシーンの取材にのめり込んでいく。

インディ音楽シーン、インディペンデント誌『秋刀魚』、オルタナティブスペース〈waiting room〉……現在進行形の台湾カルチャーを案内しながら、これからの時代の生き方や働き方を考える。ベストセラー『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』、人気マンガ連載『めぞん文豪』の共著者で、フリーランスライターとして活躍する著者の初の単著。

目次

序章 フリーライター、台湾に出会う
第一章 フリーライター、台湾に降り立つ
第二章 台湾再訪、台湾インディ音楽を知る
第三章 台湾と中国、台湾アイデンティティを巡って
第四章 台湾意識が宿るもの。街・建築・文房具
INTERLUDE 台湾で出会った愛すべき人たちとのささやかな記憶の記録
第五章 インディペンデント誌『秋刀魚』がカルチャーの分断を消滅させる日
第六章 DIYからすべてが生まれる。オルタナティブスペース〈waiting room〉
第七章 日本人から観た台湾、台湾人から観た日本
あとがきにかえて 就職しないで生きるには

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台湾対抗文化紀行 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年01月13日

    すっっっごく面白かった。個人的に台湾が好きということもあるし、普通に台湾へ行っただけでは体験できないことや知れないことが書かれていて興味深かった。すぐに現地で友だちを作ってしまう著者を尊敬する。日本でも器用に生きているのだろうと思ったからあとがきを読んで少しビックリした。

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    Posted by ブクログ 2023年03月19日

    旅は視野を広げるとよく言われるけど、ただ行くだけでなくそこの人と関わって能動的に知ってのめり込みたい、それをするとしたらどの国が面白いかな、と考えている中でたまたま読んだ。案の定、台湾面白そうだと思った。歴史が浅くて外からの影響も受けやすいから?近隣の文化を取り入れることにも柔軟で、中国との関係が日...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月27日

    本書を読む前はもっとライトな内容かと思っていましたが、中身は従来の台湾本とは異なった視点の台湾論でした。中々面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2022年01月17日

    音楽、雑誌、政治、日本。
    さまざまな角度から、いま育まれつつある”台湾らしさ”を探る。

    音楽面から探る台湾というのは、なかなか珍して新鮮でした。著者が日台の音楽文化にかなり詳しく、最近台湾ポップスを知ったばかりなので非常に面白く感じました。
    本書で紹介されていたグループなどは是非探して聞いてみたい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月09日

    旅好きのフリーライターが、伝手を頼って台湾に住む人たちや台湾に関わる人たちに出会って話をして考察する。音楽、ZINE、店作り、街、政治意識…

    台湾アイデンティティや政治意識の話を興味深く読んだ。

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    Posted by ブクログ 2022年08月28日

    面白かった。〈台湾の人たち〉という大枠ではなく、著者が出会った〈個々人〉の生き様、考え方が描かれていて、かえってそれが「こんな面白い人たちがいる場所に行ってみたい」と思わせる。

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    Posted by ブクログ 2022年03月12日

    よく言われる「台湾はどこか懐かしい」という言葉。自分もそう感じるところがあった。
    何故なのか、それを的確に本書は表現している。
    「パラレルワールド、どこか似ているけど違う国」がその通りだと感じた。
    旅行記ではなく文化比較、特に若者層のサブカルチャー論的な書。

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