現象学という思考 ──〈自明なもの〉の知へ

現象学という思考 ──〈自明なもの〉の知へ

1,540円 (税込)

7pt

4.3

日常においてはいつも素通りされている豊かな経験の世界がある――。“自明”であるがゆえに眼を向けられることのないこの経験の世界を現象学は精査し、われわれにとっての「現実」が成立する構造を明るみに出す。創始者フッサール以来続く哲学的営為の核心にあるものは何か。そしていまだ汲みつくせないその可能性とは。本書は粘り強い思索の手触りとともに、読者を生と世界を見つけなおす新たな思考へと誘う。

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現象学という思考 ──〈自明なもの〉の知へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月09日

    自明なもの、時間、自我、他者など、改めて考えてみると正体が掴めなくなるものについて、専門的な学術用語は極力使わずに説明している。当たり前の根底にある現象を正確に捉えようとしたとき、何が言えるかについて丁寧に向き合っている。
    めちゃくちゃ難しいことを扱っているはずなのに、読んだ後わかった気にさせられる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月31日

    20世紀以降の哲学を学ぶにあたっては、現象学をしらないと始まらないのだが、これが苦手で、フッサールとか1パラグラフもわからない。解説書を読んでも、最初のほうはわかるのだが、だいたい20〜30ページ読んだところでギブアップしていまうことが多い。(それでも、残りをざっと速読するのだけど)

    そんな感じで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月16日

    「フッサールと筆者の共同作業」と著者が語っているように、フッサールの思想を著者みずから歩みなおし、著者自身のことばで語りなおした本です。「本質直観」や「超越論的主観性」といった現象学の用語についても、フッサールの難解な議論を参照するのではなく、著者自身の解釈がわかりやすいことばで語られています。

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月23日

    現象学が自明のことをテーマにするという導入から、現象学のなんたるかの触りを分かりやすく本格的な学術として紹介してくれている良書。

    0

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