天才論 立川談志の凄み

天才論 立川談志の凄み

950円 (税込)

4pt

4.0

世に天才といわれる落語家は、何人かいたかもしれない。しかし凄みを伴った天才は、立川談志だけだ――。本書は立川談志18番目の弟子である著者が、正面切って挑む談志天才論。没後10年が経ち、談志の言葉の真意がようやくわかるようになってきた今、談志の本当の凄さに迫る。著者は談志の天才性を「先見性、普遍性、論理性」の三つに凝縮して分析。さらに独特の身体性や立川流を創設した理由、師匠談志と志ん朝師匠のライバル関係などについて論じる。後半では「談志は談慶をどう育てたか」と題し、入門後二つ目に昇進するまでを振り返る。後輩の談生(現・談笑)が自分より先に二つ目に昇進した悔しさ、談春兄さんと志らく兄さんの話、妻からの衝撃的かつ的確なアドバイス……。通常4~5年とされる前座業を9年半経験してようやく二つ目に昇進した男が、自らの苦悩や師匠を疑問視した日々をさらけ出し、その上で「師匠こそがハートウォーマーだった」と語る。

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天才論 立川談志の凄み のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『天才論 立川談志の凄み』⁡⁡

    ⁡⁡
    ⁡面白かった。

    やっぱり、外からのイメージ通り、談志さんはかなり乙女チックな要素が強い人だったらしい。⁡

    弟弟子から、
    「師匠が、"ワコール(前座の頃の芸名)のバカ"と言ってます」
    と聞かされるみたいな、少女漫画に出てくる乙女みたい

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    立川談志の没後10年が経ち、弟子の立川談慶が書いた立川談志論。
    私は談志の著書は全て持っており、弟子のもそこそこ集めてきましたが、キリがないので久しくやめていました。
    ただ、次の惹句に惹かれて本書を買いました。
    「弟子がやっと気づいた『本当の凄さ』」
    本書を読んで、談志は「凄い」落語家だったのだと再

    0
    2022年03月05日

    Posted by ブクログ

    前半は談志の天才性について語っており、後半は著者ご自身が二つ目に上がるまでの軌跡を書いた本。著者自身はとても真面目ではあるけれども、とても不器用であり、時間はかかったものの二つ目になる軌跡が非常に興味深く読めました。師匠である談志のすごみや覚悟のようなものが非常に伝わってきました。著者ご自身にも共感

    0
    2022年01月17日

    Posted by ブクログ

    弟子から見た師匠の凄さが 書かれていました。
    亡くなったから 書けたのかな??
    ご存命の時だったら 書いたら怒られたり??

    本当に立川談志さんて 凄い人だったのですね。
    気配りも 優しさも 兼ね備えていたんですね。

    他の落語家さん達は 結構長生きしているので
    油が乗り切った時とはいえ 残念ですね

    0
    2022年02月05日

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