トギオ

トギオ

586円 (税込)

2pt

第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。選考委員を驚愕させた衝撃の問題作!
「ブレードランナー」の独創的近未来、「AKIRA」の疾走感、「時計じかけのオレンジ」の暴力。21世紀不良少年はもうひとつのTOKIOを漂流する。

捨て子の「白」を拾ったがために、大きく狂いはじめる主人公の人生。家族は村八分に遭い、主人公はクラスメイトから生々しく執拗ないじめを受ける。村を出た主人公は港町に流れ、やがて大都会・東暁(とうぎょう)を目指すことに。生き抜くために悪事に手を染め、殺伐とした東暁で地べたを這いつくばって生きる主人公が唯一気にかけていたのは、村に置いてきた白のことだった――。

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トギオ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    解説にもあるが読者を選ぶ作品だと思う。
    自分は好きだ。

    作品の紹介
    選考委員が驚愕した衝撃の問題作がついに文庫化!捨て子の「白」を拾ったがために、大きく狂いはじめる主人公の人生。村八分に遭い、クラスメイトからも陰湿ないじめを受ける。村を出た主人公は港町に流れつき、やがて大都会・東暁“とうぎょう”を

    0
    2011年12月18日

    Posted by ブクログ

    ミステリーじゃないかもだけど、好き嫌いもあるかもだけど、最高に面白かった。
    リズムがいいのか、勢いがあるのか、ぐいぐい読める。
    物語に仕掛けもある感じで良かった

    0
    2011年10月23日

    Posted by ブクログ

    解説にもあるが、読者を選ぶのかもしれない。
    おそらく、読書歴の長い人ほど評価が高いのではなかろうか。

    舞台装置、小道具に対する説明を一切省いたスタイルは時計仕掛けみたいでおもしろい。

    0
    2011年06月13日

    Posted by ブクログ

    太朗想史郎さんのデビュー作にして「このミス」大賞受賞作。ただし、ミステリーを期待すると裏切られます。SF小説のようで、とても独創的な作品。100年前に死んだ主人公が過去を振り返りながら語り始めます。捨て子の「白」を拾った主人公がいじめに遭い、港町から、大都会・東暁<とうぎょう>を目指す。
    古い時代の

    0
    2013年10月05日

    Posted by ブクログ

    所々、読みにくく、理解できない描写もあったが、途中から時間がたつのも忘れて読み進めてしまった。

    ほかの人たちの評価は低いが、自分としては結構楽しめた。
    太郎想史郎さんのほかの著書も読んでみたいと思ったが、この一冊しか出していないそうなので、新刊に期待したい。

    0
    2013年02月04日

    Posted by ブクログ

    満場一致でこのミスに選ばれつつ、賛否両論だというのに納得。

    筆力はすばらしく、ぶれのない世界観はいざぎよい。
    地の部分からほとんど背景説明を省き、独白やセリフで徐々に、
    読者にネタを明かしてゆく姿勢は、終始一貫している。

    ただそれがゆえに、短気な読者には勧められない。
    そうしておそらく、ミステリ

    0
    2011年11月09日

    Posted by ブクログ

    読んでみればすぐにわかりますが、この作品の前提となっている社会・風習・テクノロジーなどの説明が一切なく、未知の事柄が当然のように語られます。この時点で想像力が膨らむ人には面白いでしょうし、そうでなければ最後まで読むことも困難かもしれません。
    あまりにもオリジナリティが高い作品だったので、驚きの意味か

    0
    2011年10月09日

    Posted by ブクログ

    「コインロッカーベイビーズ」にSFがくっついたような世界観だなぁ、というのが感想です。
    話のプロットは若干乱暴な所がありますが、余りある魅力がある。

    田舎町で口の聞けない「白」を拾ったことで、虐めにあっていた主人公が、とある事件のために村を出て、その先の港町で汚い仕事を覚え、契約によって人権が

    0
    2011年03月28日

    Posted by ブクログ

    日本独特の土着・土俗性、近未来感が同居した作品。
    確かに、「解説」にあるように、「読者を選ぶ」と感じた。
    「オリガミ」「エネルギーパネル」「クラゲリラ」等、オリジナルなモノの余分な説明はない。その辺で、映像喚起が難しいのも、読者を選ぶ作品の要素なのか…と思う。
    更に、主人公「僕」は斜めに世界を見てい

    0
    2017年05月09日

    Posted by ブクログ

    説明を排除し、時間・空間の場面転換すら突発的になされる読者泣かせの文体。
    中盤以降の世界観は秀逸で、携帯端末「オリガミ」を介し仮想空間での妄想に浸る人間が溢れる東暁の描写は和製SFの一つの到達点とも言えよう。

    60点(100点満点)。

    0
    2012年09月19日

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