世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

2,200円 (税込)

11pt

世界の本当の姿とは? 天才物理学者が「真実」を明かす

「ホーキングの再来」と評される天才物理学者が「真実」を明かす
イタリアで12万部を売り上げ、世界20か国で刊行予定の話題作!

科学界最大の発見であり、最大の謎とされる量子論。
はたして量子論の核心とは何か、それはどんな新しい世界像をもたらしたのかを、研ぎ澄まされた言葉で明快に綴る。

量子は私たちの直感に反した奇妙な振る舞いをする。
著者によれば、この量子現象を理解するためには、世界が実体ではなく、関係にもとづいて構成されていると考えなくてはならないという。
さらにこの考え方を踏まえれば、現実や意識の本質は何か、といった哲学的な問いにも手がかりが得られるのだ――。

深い洞察と詩情豊かな表現にいろどられ、私たちを「真実」をめぐる旅へといざなう興奮の書!

竹内薫氏の解説付き。
7万部突破の『時間は存在しない』著者の最新作!

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世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    量子力学の知見から、世界のすべてが「関係」としてだけ現れる/存在するという洞察、さらにそこから世界の一部である我々の意識/実存、または意識の中での意味の在りようが描き出される。

    非常にスリリングに感じた。内容が自分の考えにとてもあっている、納得できるということからかもしれない。
    書籍にもあるが、哲

    0
    2022年11月12日

    Posted by ブクログ

    世界は対象によってできているのではなく,関係によって対象が存在しているというコペルニクス的転換によって量子論を解釈する関係論的解釈に基づいている。本書は物理学の範疇を華麗に抜け出し、哲学、心理学、生物学の範囲を駆け抜けてゆく。関係論的解釈によって二元論など先入観に囚われた世界を新たな記述によって再解

    0
    2022年03月10日

    Posted by ブクログ

    またもや素晴らしい本に出会った。量子論という理系的な内容を、学問的な専門知識と卓越した詩的な文章能力を両立させて面白くかつ美しく教えてくれる本だ。完全に自分の好みのツボ。生物学の福岡伸一さんや数学のサイモンシンさんのファンならば絶対に読んだほうが良い。
    数か月前に、同じ著者の「時間は存在しない」を手

    0
    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

     つい最近「実在とは何か(アダム・ベッカー著)」という、主に哲学の立場からコペンハーゲン解釈の論理実証主義的な実在否定論を批判する本を読んだが、この本はそれとは全く正反対の立場に立つ。つまり自然主義の見地から「世界はそこに内在する自然の一部と他の一部の相互作用の網の目によって成り立っている」とし、事

    0
    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

    タイトルからポピュラーサイエンス的な量子力学解説と言った趣向の本かと思ったが途中から、これはちょっと違うなと思い始め、最後にかけては哲学というか文学というか様々な分野を統合して世界への認識を改めていくような割と革命的な世界の見方を提示してくれる。世界の見方が変わる本。
    作者カルロ・ロヴェッリのヨーロ

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    2022年02月11日

    Posted by ブクログ

    世界の見方が少し変わるとても面白い本だった。 量子力学の専門的な話と言うよりも、「世界について理解する」というような哲学的な本であった。

    ただ、序盤の量子力学の解説に関しては少し背景知識がないと理解が難しい。
    とはいえ文系の私でも理解出来て、楽しめたので、わかりやすい本だと思う。

    古典物理学では

    0
    2022年01月15日

    Posted by ブクログ

    解説竹内氏の「ルネサンス的な知性による本」まさにその通り!!
    量子物理学のテーマからこんな哲学の話につながっていくとは思わなかった。たしかに世界の真理を解き明かそうとする学問という根っこは同じか。

    竹内薫氏の解説、冨永星氏の訳者あとがきから読んでもいいかもしれない。本文で迷子にならないようガイドに

    0
    2021年12月07日

    Posted by ブクログ

    すべてはタイトルに集約されるように、物事は関係において成立し、私が生きているか死んでいるかそれ自体はわからない。相手との関係においてのみ成立するということ。
    また、今この瞬間の私の行動がこの世界、今後の時代に少なからず影響を与えている。

    0
    2024年04月08日

    Posted by ブクログ

    物理学で「意識」の説明を試みたパートあり

    ■四章 現実を織りなす関係の網

    量子物理学を、系が互いについて持っている情報の理論と捉えることが可能

    対象物の属性を二つの対象物の相関の確立、あるいはむしろ片方の対象物がもう片方について有する情報、と見なすことができる。
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    165
    わた

    0
    2022年10月31日

    Posted by ブクログ

    知的な刺激をシャワーのように浴びることのできる本日。近年のノーベル物理学賞は量子論抜きでは語れないほどの状況だ。本著でロヴェッリは量子論を用いながら哲学的な世界に誘ってくれる。

    彼は西洋のアプローチを続けて隘路に入ったと思ったら辿り着いたのが、ナーガールジュナ(龍樹)という。万物に実体はなく、すべ

    0
    2022年10月16日

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