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精神障害者とその世界に肉薄し、国際的に高い評価を受けたドキュメンタリー映画『精神』の監督による精神障害論・メディア論。数多くの精神科患者と向き合うなかで感じた日本人のこころの問題、制作・公開をめぐって直面した日本社会のタブーを語る。 ※本電子書籍は同名出版物(紙版)を底本として作成しました。記載内容は、印刷出版当時のものです。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。また、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
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Posted by ブクログ
映画『精神」を見て読んで、そして数年経ち、映画『精神0』を見るという今。山本先生の一貫した佇まいに感動する。そして勇気付けられる。
“精神科” ストレス社会の中、この病気に対する偏見は少なくなってきていますが、それでも“精神科”について話すときは一段声が低くなります。そんなタブーの世界にカメラを向け、トキュメンタリー映画を撮った監督がいます。 作り手の意図を観る人に刷り込まないように、テロップ・ナレーション・BGMを排除した「観...続きを読む察映画」という手法を使って撮られた映画です。観客がその映画を観てどのように思うか、自由に思考することを促します。 舞台となったのは、“こらーる岡山”という外来専門の精神科です。古民家に少しだけ手を加え、居間のような待合室で、患者が寝転びながら、患者同士で談話しながら診察の順番を待ちます。 この映画の驚くべきところは、患者をモザイクなしで写しているところです。予め患者の了解を得ています。もちろん、NOと言った人は写しません。 なぜモザイクをかけないのか? 患者のプライバシーを守るためには、モザイクが必要…と考えがちですが、それは反対に、作り手がリスクや責任から逃れる手段にもなるのです。そのような逃げの姿勢からは、患者の本質を捉えることはできない。そう監督は考えたのです。 この映画を観てはいないのですが、ここに登場する患者が皆、魅力的に感じるのはなぜでしょう? 苦しんでいる。 もがいている。 でも闘っている。 この映画を探して観て見たいと思っています。
映画「精神」と合わせて。 正気と狂気の境目がわからんとずっと思っていたが、なるほどスロープか。 境目なんかなかったのだ。 斉藤先生の「病院に近づかない方がいい」に共感。 病院と美容院は苦手やわ。
感想代わりに、著者あとがきより。 ちょっと効率が悪くてもいいから、大荷物を抱えた僕や、逆方向に進む人、立ち止る人、身体や精神に障害のある人が、冷たい眼差しを受けずに、自分のリズムで堂々と歩ける駅なら、社会ならなあ、と思う。主流から脱落しても、「別の生き方があるさ」とへっちゃらでいられる世のなかにな...続きを読むったらなあ、と思う。 でも、それは「弱い人を保護しよう」というのとは、ニュアンスが違う。むしろ、リズムの異なる非主流派の生き方や見方、考え方の面白さに、主流派はもっと気付けばいいのに、そこからもっと学べばいいのに、という思いが強い。 これがこの本、そして、「精神」という映画で想田監督が訴えているテーマである。
タブーを扱っているけれども 彼そのものは決して興味本位でないところに 注目してください。 そう、著者自身も精神に一時的な 異常をきたしたことのある「経験者」でもあるのですから。 ドキュメント映画の 何たる蚊、究極を見せ付けてくれる作品です。 一部患者さんの内容には 本当に強烈なものを含む人もいます...続きを読む。 でもこのケースは私は絶対批判できないなぁ。 なぜならば彼女は味方もおらず 「極限状態」だったのですから。 その気持ち、本当によくわかります。 かつての私もこれと同様の経験を したことがありますから。 残念ながら私はこの映画を見たことがありません。 だけれども機会があったら 絶対に観たいです。 正しい精神疾患の世界を 知りたいのです。
映画「精神」の作成にまつわる話や後日談. 精神障害者をタブー視しないことの陰と陽の部分について. 映画の内容について言及されている部分が多いので映画を見てから読んだ方が楽しめると思います.
山本先生との対談が印象深かった。 先生の、長年の経験に裏打ちされている 説得力のある言葉の数々。 でも、おっしゃっている言葉は 穏やかで優しいのです。 この章だけでも、もう一回読もうかな。 この後の斎藤先生との対談もいいです。
映画『精神』のメイキング/ルポルタージュ 想田監督の「観察映画」製作に対する姿勢がよくわかる。貫かれた一筋があって安心できる。 メディアと精神医療の「業界」事情も赤裸々。 いろんな意味でちょっと新鮮。
ドキュメンタリー映画「精神」のメイキングや公開後の対談収録。 映画観覧後に読むと、当事者の本音や想いがより深く理解できる。 ★印象的な言葉★ 精神病者は異質なものではない。 自分自身の心の動きに対して目を向ければ向けるほど、自分もそういう行動を取る可能性があると思い当たる。
091217 by京都自由学校mr.?on 090731? --- フレデリック・ワイズマン 映画監督 作品群 036 『ドキュメンタリー映画の地平』 凱風社 佐藤真 040, 074, 『ルポ・精神病棟』 大熊一夫 146 『休暇』 門井肇 196 --- 020, 026-7, 大切な人…...続きを読む? ここNYならぴったり…030, 037, 040, 043-6, 053, 059, 069, 071, 076, 088, 108, 110, 154-5, 157, 185, 222, 227, 239, あとがき(←まとめ)243-5,
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