ブックセラーズ・ダイアリー:スコットランド最大の古書店の一年

ブックセラーズ・ダイアリー:スコットランド最大の古書店の一年

2,970円 (税込)

14pt

本を買いに行ったはずが、本屋を買ってしまった――

著者は1970年、イギリス、スコットランドのウィグタウン生まれ。「自他共に認める田舎」である故郷を大学進学で離れたが、30歳のとき、クリスマスの帰省中に、立ち寄った老舗古書店「ザ・ブックショップ」を衝動買いしてしまう。諸手続きをへて翌年手に入った店は、いまや10万冊の在庫を擁するスコットランド最大の古書店だ。かつて国内最悪の失業率に苦しんでいたウィグタウンも、書店の町として知られるようになり、町にも店にも世界中から観光客が訪れる。
とはいえ、由緒ある築約200年の建物は維持費がかさむ。厳冬期には客足が途絶え、一方で暖房費はばかにならない。さらに大手書店チェーン、のちには巨大資本アマゾンと電子書籍化という手ごわいライバルが行く手に立ちふさがる。時に奇天烈、時に傍若無人な日々の客たち。有能だけど変人の度が過ぎる従業員(いちばん変わっているのは著者自身だというのが客たちの評)。大人気イベントである秋のブックフェスティバルで起こる騒動の数々。心ゆさぶられる遺品買取。個人書店の店主は、毎日がサバイバル・ゲームだ!

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ブックセラーズ・ダイアリー:スコットランド最大の古書店の一年 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ヴィグタウンの古書店「ザ・ブックショップ」店主のショーンの日記ご淡々と綴られているのだが、本が好きな人ならきっと気に入るとおもう。読んでる間ずっと紙の匂いというか、古書の匂いに包まれている様で幸せだった。

    0
    2022年07月31日

    Posted by ブクログ

    あー久しぶりに面白い本に巡り合いました。好みにぴったりの皮肉のきいたユーモア。読み終わるのが残念な本に出会えるのは本当に貴重。

    0
    2021年12月11日

    Posted by ブクログ

    ふとしたきっかけで古本屋を買ってしまった男が、スコットランドいちの古本屋になる。
    変わった客、難しいスタッフに日々辟易としながらもなんだか楽しそうな商い。
    ほぼ 毎日綴られたその商いの記録は、来客数、売り上げなんかも詳らかに記される。
    時に毒を含んだその日記は読む者を飽きさせない。

    0
    2021年11月03日

    Posted by ブクログ

    漫画以外の書物でこんなに吹き出したことない…
    人間て面白い生きものです。
    極上の暇つぶしになりました。

    0
    2023年09月18日

    Posted by ブクログ

    書店でタイトル買いしたら当たりだった。
    こういう楽しみはネットでは味わえない。
    本書も実店舗ならではの面白さで満ちている。
    ネット通販や電子書籍、個性豊かな店員ならびに客を相手にしたサバイバルな日々がユーモアと皮肉たっぷりに綴られていて側から見ている分には(あくまでも側から見ている分には)とても楽し

    0
    2022年05月23日

    Posted by ブクログ

    面白かった。ほんとにいろんな客がいるというか、人がいるというか。客も変だけど店員もちょっと日本と感覚違ってかなりびっくりΣ(゚Д゚)よくドラマや映画に出てくる癖ありすぎるキャラってフィクションと思ってたけど、現実なの?外国暮らせないわ〜。

    0
    2022年05月07日

    Posted by ブクログ

    読み応えあった~
    イギリス、スコットランドのウィグタウン。
    作者はそこが地元で、30歳の時に帰省中でたまたま立ち寄った老舗古書店を衝動買い!?本ではなく店を?

    これは2014年2月から1年間を綴った日記。
    ショーンも独特だが、お客さんも変わり者だらけ。
    古書店だから尚の事なのかな。
    この街はブック

    0
    2021年09月13日

    Posted by ブクログ

    ちょっと毒のある言い方をする店主からみた古書店の日々。小説のようでこれが本当のダイアリー。文化の違い、本を売りたい人や古書店を好む人の事情や性格など、いろんな面白さがつまってる。

    0
    2022年08月19日

    Posted by ブクログ

    中々個人の古書店は日本でも珍しくなっている
    中で、スコットランド最大の古書店の店主が
    ユーモアを交えて日記として日々の些細な
    日常をほのぼのと描いている。
    店番をしているニッキーをはじめ、魅力的な
    面白い人物が沢山出てくる。
    町全体の人々がまるで一つの家族の様で
    羨ましい。
    作者の本への見識や愛情が

    0
    2022年08月09日

    Posted by ブクログ

    「The Book Shop」という
    そのものズバリの店名の店長で
    お名前がbuy sellってなんかスゴい。
    (本当の綴りはBythellだけど)

    なんというか古本屋の営業日誌であり
    生活の記録でもあり、ですね。
    細かい愚痴が多いけれど
    もちろん仕事を愛してるって感じます。
    買取に行った先で

    0
    2022年05月02日

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