七度狐 落語シリーズ2

七度狐 落語シリーズ2

660円 (税込)

3pt

落語と無縁だった間宮緑も職場に定着し、牧大路編集長の透徹した洞察力に舌を巻きつつ落語編集道を驀進中。夏のある日、緑は春華亭古秋一門会の取材を命じられ、静岡の杵槌村を訪れる。この会は、引退を表明している当代古秋が七代目を指名する、落語界の一大関心事だ。開始直前、折からの豪雨に鎖され陸の孤島と化した村に見立て殺人が突発。警察も近寄れない状況にあっては、名探偵の顔を持つ牧も電話の向こうで苛立ちを募らせるばかり。やがて肝腎の後継者候補が一人ずつ見立て殺人の犠牲に……。犯人捜しと名跡の行方、宿悪の累が相俟って終局を迎えたそのとき、全ての謎が解ける!あらゆる事象が真相に奉仕する全き本格のテイスト、著者初長編の傑作ミステリ。

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七度狐 落語シリーズ2 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年03月26日

    落語シリーズ初の長編。落語に詳しくないため、おしまいまで興味を持って読めるか不安だったが、まったくの杞憂。テンポよく話が進み、最後の最後まで謎解きも楽しめた。続編も期待!

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    Posted by ブクログ 2022年11月28日

    名門落語家一門の跡目争い殺人事件のお話。

    落語の噺に合わせながら次々と起こる殺人事件を落語の雑誌を編集する編集長とその部下が犯人を追う。

    落語の世界に魅了され名人の名を継承していくということに囚われていく落語家達の鬼気迫る様子がよく表れてます。

    登場人物名が落語家が多いためややこしい感じはある...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月29日

    館ではなく村が孤立する、「嵐の山荘」もの。犯人当てと言うより、45年前に何が起こったのかが焦点。きちんと推理すれば、そこそこ高率で見抜けるような気がする。好きになれる登場人物が少ないのと、文体が個人的に合わなかったので、点数は辛め。

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    Posted by ブクログ 2016年07月05日

    よく出来た作品だと思う。

    落語に絡めたミステリーだけど、
    落語を知らないと楽しめないわけでもなく
    落語とミステリーをうまく料理している作品だと感じた。

    ただ、残念ながらあまり好みではなかった。。

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    Posted by ブクログ 2016年05月30日

    豪雨で孤立した村に見立て殺人。事件が落語の話や過去の因縁と絡まって、たいへん私の好物でした。こういう感じの大好き。ネタの散りばめ方のほどよさと事件の起こるテンポが、タイムライン的に妥当な感じで進んでいくので一気読みでした。

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    Posted by ブクログ 2012年03月31日

    落語雑誌の編集者である牧・緑シリーズの長編。
    ある名人が、跡継ぎを決めるために開催しようとした一門会の準備中、後継候補者が次々に殺される。
    取材に来ていた緑が巻き込まれ、牧が遅れて駆けつけて事件を解決する。
    落語家が芸に命をかけているという前提に慣れていないと、いまいち理解できないかもしれないが、先...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月29日

    落語専門誌の編集者を主人公としたミステリシリーズ第2弾にして、初の長編。閉ざされた山村、落語に見立てられた殺人、名跡の後継者争い、などなどある意味ベタな本格要素がたっぷり詰まっています。最近なかなかこの手のものにお目にかかれないので、喜んで楽しんで読みましたよ。使い古されたネタを新たに料理して出すの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年12月14日

    落語とかけて本格ミステリととく。そのこころは?

    『季刊落語』の新米編集者・緑は、春華亭古秋一門会の取材を命じられ静岡の寒村を訪れる。その会は次代古秋を指名する一大イベントであったが、悪しくも大雨で村が孤立化。さらに後継者が次々と殺されていく事件に発展していく。名探偵の顔も持つ編集長・牧に電話で情報...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月14日

    間宮シリーズの長編。
    失踪した師匠、45年後に同じ場所で開かれる一門会で後継者選び。豪雨で道路がふさがり孤立する中、事件が!
    ・・・というわくわくな展開です。

    面白かったですが、編集長はもうちょっと説明してやれよと思った。笑。

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    Posted by ブクログ 2019年04月27日

    落語のエピソードを交えたライトミステリーを期待していたのですが、内容はドロドロした重いものでした。
    しかも、芸へのこだわりならまだしも、動機と事件内容のバランスが異常なので、せっかくの題材なのに惜しいと思いました。

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