三人目の幽霊 落語シリーズ1

三人目の幽霊 落語シリーズ1

550円 (税込)

2pt

落語専門誌「季刊落語」の編集部は総員二名。入社早々配属された間宮緑は,その場で辞表を書こうかと世をはかなみかけたが,何とか気を取り直した。唯一の上司兼相棒は,この道三十年のベテラン牧大路。二と二を足して五にも十にもしてしまう,並外れた洞察力の主である。牧編集長にかかると,寄席を巻き込んだ御家騒動や山荘の摩訶不思議,潰え去る喫茶店の顛末といった“落ち”の見えない事件が,信じがたい飛躍を見せて着地する。時に掛け合いを演じながら,牧の辿る筋道を必死に追いかける緑。そして今日も,落語漬けの一日が始まる……。

...続きを読む

三人目の幽霊 落語シリーズ1 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月07日

    落語を題材にしたミステリを初めて読みました。
    (福家シリーズが好きだったので、別の作品を読んでみたかった)
    15年以上も前の作品ですが面白かったです。
    一度寄席を聞きに行きたいなと思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月31日

    落語雑誌の編集者が、東京下町で発生する事件(謎?)を解決する短編集。
    落語の内容や落語界のちょっとした蘊蓄に絡めて物語が展開するところが楽しく、寄席に行きたくなりました。
    次の週末あたりに鈴本演芸場へ行こうかな。

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月04日

    落語がからんだミステリーといえば、北村薫「円紫シリーズ」が思い浮かぶが、こちらは落語の中身がストーリーと絡んで「タイガー&ドラゴン」の趣き。
    「福家警部補」の倒叙型とは異なり、牧と緑と一緒に犯人を追う。そして意外な犯人と犯行にたどり着く。
    面白かった。この作家の他の作品も読んでみたい。

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月06日

    落語専門誌の編集者が、落語界で起きた様々な事件を解決する話。
    状況が分かりにくい部分も多いが、全体的には読みやすく、話もまあまあよくまとまっているかな。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    薀蓄に偏りすぎるきらいはあるし、動機に納得いかないところもあります。都合が第一の、閉じた人間関係に突っ込みも入れましたが、読みやすいは読みやすいです。「日常の謎」系だから圧倒的な悪人もいないし、嫌な気分になることもない。気楽に本を読みたい時にはいい作品だと思います。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    上方落語をベースにしたミステリ。落語をききたくなります。
    お気に入りなのでUSまでおともさせてきました。もう一度読んだけど、すっかり落ちの細かいところを忘れていて、再び楽しめました。いいなあこの本。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    落語専門誌の編集部員を主人公にした連作ミステリ短編集。巧いですな。よどみなくスラスラと読ませる文章です。落語とミステリは相性もいいですしね。でも物足りなさも感じるんです。推理の筋道が飛躍しすぎているようにも感じるんですよ。探偵役の考え方に共感し得ない部分がある為でしょうかね。それとも落語という「芸」...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月10日

    創元推理短編賞佳作を受賞した、表題作を含む五編を収録した、大倉崇裕さんのデビュー作です。

    落語を主な題材とした日常の謎系ミステリで、探偵役の推理が冴えすぎてる感はありましたが、収録作はバラエティに富んでいて、そこに創意工夫が見られます。

    作中で取り上げられる演目は、知っているものが少なくても興味...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月19日

    『福家警部補』好きなんだけど
    デビュー作は日常の謎系だったのね。

    落語雑誌の編集部員が主人公で
    ホームズがそこの編集長さんだから
    自然、落語関係の事件が多いけど
    合間に主役の緑ちゃんの
    友達や家族が関わる事件もはさまるから
    ちょうどいい感じに楽しめました。

    落語のあらすじも作中でうまいこと
    わか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月06日

    短編集。それぞれ落語どっぷりの作もあれば、表面撫でただけのモノもあり、どっぷりばかりを期待してると肩すかしかも。「三鶯荘奇談」なんかは、かなりサスペンスで追走劇なんかも盛り込んでて落語とはまったく切り離して面白かった。

    0

三人目の幽霊 落語シリーズ1 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

三人目の幽霊 落語シリーズ1 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

大倉崇裕 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す