盲獣

盲獣

330円 (税込)

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《盲獣》展覧会場に相容れぬ雰囲気を醸す人影を見た水木蘭子は、魅入られたかのように盲獣の魔手に搦め取られていく・・・・・・《地獄風景》私財を蕩尽した大遊園地に集まる、名にし負う猟奇の紳士淑女たち。ひとり、またひとりと増える犠牲者を後目に殺人遊戯はエスカレートしていく。共に竹中英太郎画伯の華麗な挿絵を付す。

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盲獣 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    《未購入》『盲獣』は読み手を選ぶ作品だと思う。江戸川乱歩を初めて読む人は、間違ってもこの小説から読んではいけない。エログロへの嫌悪感より、まるで喜劇を見ているような笑いが込み上げて来るから不思議だ。

    0
    2012年04月23日

    Posted by ブクログ

    犯人当て懸賞小説「地獄風景」も同時収録。作者本人もあとがきに書いてるが、「道化版パノラマ島」に納得w
    「盲獣」は、触覚に注目した変態的で猟奇な世界観は面白かったんだけど、後半、書くのに飽きちゃったのか、怒濤の急展開で終わらせててちょいと残念。

    0
    2016年06月24日

    Posted by ブクログ

    積ん読本の中から引っ張り出し、ハテ、どうしてこれを買ったろう?
    と、我ながら首を傾げてしまったのだが、ともかくも読んでみた。
    タイトルは盲目のケダモノ(=人面獣心)の意。
    欲望のまま女を漁っては非道の限りを尽くす男の話で、
    好みのタイプについて、見えないから顔の造作は関係ない、
    肌触りの善し悪しが一

    0
    2013年10月10日

    Posted by 読むコレ

    何故か無性に読みたくなった江戸川乱歩。
    その中でも群を抜いた変態小説が恐らく今作。
    盲目の怪人がその猟期趣味を全開にした
    倒錯した「見えない側」の世界観を圧倒的かつ
    一方的に書きまくった力のある作品。

    勿論現代の小説スタイルからしたら
    おかしな部分や荒唐無稽な展開なのですが
    ディテ

    0
    2013年03月08日

    Posted by ブクログ

    何故か無性に読みたくなった江戸川乱歩。
    その中でも群を抜いた変態小説が恐らく今作。
    盲目の怪人がその猟期趣味を全開にした
    倒錯した「見えない側」の世界観を圧倒的かつ
    一方的に書きまくった力のある作品。

    勿論現代の小説スタイルからしたら
    おかしな部分や荒唐無稽な展開なのですが
    ディティールなどに拘ら

    0
    2010年11月10日

    Posted by ブクログ

    盲目の男が、触覚での美しさを求めて女性を次々と殺害していく。

    乱歩すごい。けれども読後も不快感。

    0
    2010年07月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ●盲獣

    こんな世界観があったとは、、、
    ぐろく、エロく、純粋、触感芸術
    最近のサクリクを繰り返す探偵ものより、わかりやすい。

    ●地獄風景

    これもまた、、、変わった趣向の殺人。


    それにしても、江戸川乱歩さんのこの本は自由な思考で好きなだけ書いていた。
    そんな本を書く環境があった

    0
    2013年02月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    江戸川乱歩で一番好き
    エロティックで残酷でまさに猟奇
    同時収録の「地獄風景」も気味悪いのに
    ばかばかしく、なぜがすがすがしい
    この2篇は最強の組み合わせだ
    傑作

    0
    2011年02月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『盲獣』は大衆雑誌に昭和6年から翌7年にかけて連載。
    作者自身、読み直して「ひどい変態もの」とびっくりしているという、読者も驚きの犯罪小説。

    主人公・盲獣は盲目の猟奇殺人者。
    狙われるのはレビューの女王だとかカフェのマダムだとか冒険大好き未亡人。この顔ぶれが既に艶っぽい。いずれもかなりの美女だそう

    0
    2013年02月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    絶対に子供向けにはできない作品。乱歩自身が書いているように名探偵も犯人も出てこない。触覚の作品と言っているように主人公は盲目の殺人鬼。自分の世界に獲物を引きずり込む蟻地獄の如き犯罪がいくつも続く。理屈もへったくれもなくただただ狂気を紡ぐ文章に付き合うだけの作品と言ってしまえばそれまでだが、一片の理性

    0
    2011年04月10日

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