何者

何者

330円 (税込)

1pt

4.0

《何者》 夏の夜、宴の興も醒めやらぬ頃、陸軍少将邸に轟いた銃声。惣領息子が重傷を負い、書斎が荒らされ、敷地外へ続く足跡は古井戸でぷっつり。被害者の父親、許婚から老僕、来客に至るまでが怪しい素振りを……。乱歩作品の中でも一と言って二と下がらぬ本格仕立ての秀作。《暗黒星》 明智小五郎は焦燥に駆られていた。赤煉瓦の洋館に住む凄艶な美少年伊志田一郎の身が案じられてならない。その折も折「先生、早く来てください」とSOSが。インバネスを翻し、伊志田一家を順々に仕留めていく黒覆面の怪人は、名探偵をも病室に追いやって……。

...続きを読む

何者 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「何者」「暗黒星」2編を収録。
    「何者」は既読でした。途中まで気付かず読んでいたけど、井戸からの足跡あたりで、あ、読んだことあると気付きました。NHKの満島ひかりが明智小五郎役を演じていたドラマが記憶に新しい。(あのシリーズもっとやってほしい)明智小五郎が正体を明かすシーンが皮肉っぽくてとても好き。

    0
    2019年07月17日

    Posted by ブクログ

    このシリーズは、雑誌連載時の挿絵が復刻してあり、昔の雰囲気で味わい深く読めるのがとてもよい。
    ==============================
    『何者』
    冒頭の文はどういう意図のものなのだろう。なぜ素直に「わたしは」で始まってはいけないのだろう。
    『暗黒星』
    子供のころ読んで、なんとなく

    0
    2016年06月29日

    Posted by ブクログ

    本格推理小説とスリラー小説のがそれぞれ一遍ずつ収録。
    やはり「何者」が面白い。初期の江戸川乱歩の短編を飛んでから予備知識無しで読むことをお勧めしたい。

    0
    2014年07月26日

    Posted by ブクログ

    何者/暗黒星の二編。
    暗黒星は明智のカッコ良さを堪能できる作品だと思う。
    序盤の不気味さも良い。

    0
    2014年07月14日

    Posted by ブクログ

    「何者」
     最終章の題は "Thou art the man" で、出典はサムエル記。
     「他でもない、あなたがその人だ」の意で、E.A.ポオ「お前が犯人だ」の原題でもある。
     陸軍少将邸で、その一人息子が盗賊に銃撃され、入院先で安楽椅子探偵となるが……。
     第六章タイトル「算術

    0
    2013年11月20日

    Posted by ブクログ

    これだけの雰囲気を出せる文才に脱帽。
    ただ「暗黒星」は途中から犯人が分かってしまい、なんとなく残念。
    それでもやっぱりすごかった

    0
    2017年07月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『何者』
    明智小五郎シリーズ

    結城少将邸で起きた銃撃事件。被害者は息子である弘一。井戸から現れ消えていった犯人の足跡。結城邸に滞在する赤井。弘一の婚約者と親友・甲田の関係。入院先で「私」に事件の推理を話弘一。逮捕される甲田。赤井の推理と赤井の正体。

    『暗黒星』
    明智小五郎シリーズ

    伊志田邸で上

    0
    2010年12月18日

何者 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

江戸川乱歩 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す