愚行録

愚行録

605円 (税込)

3pt

ええ、はい。あの事件のことでしょ? えっ? どうしてわかるのかって? そりゃあ、わかりますよ。だってあの事件が起きてからの一年間、訪ねてくる人来る人みんな同じことを訊くんですから。――幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。池袋からほんの数駅の、閑静な住宅街にあるその家に忍び込んだ何者かによって、深夜一家が惨殺された。数多のエピソードを通して浮かび上がる、人間たちの愚行のカタログ。『慟哭』の作者が放つ、新たなる傑作!

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愚行録 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月16日

    最近はまりつつある貫井徳郎さん作品。タイトルがなかなか禍々しい。今まで読んだ「悪の芽」「壁の男」とはまた違って、登場人物全てが愚かしいのでムカムカすること請け合い。

    誰もが羨むようなエリートサラリーマン一家殺人事件が起こった。妻も子供2人も殺害。犯人は誰なのか?動機は?フリーのルポライターが事件の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月05日

    映画を先に鑑賞して小説を読んだがスッキリした。
    映画で気になっていたことが解消されたので◎
    愚行録というタイトルが正にあてはまる。

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    Posted by ブクログ 2017年10月09日

    うわーっ!やっば!
    凄いなぁ!
    途中から段々読めてきたけど、当たった自分に「よっしゃ!」って言いたいくらい。
    こわいなぁ…。

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    購入済み

    まさに「愚行」の記録。

    2018年02月26日

    ある殺人事件を巡っての関係者たちの独白で構成されていますが、出てくる言葉は嫉妬。嫉妬。嫉妬。学歴や容姿、収入、、、人ってこんなに他人を妬むことができるのですね。

    0
    購入済み

    2022年09月30日

    殺人事件を巡って、知人達が取材を受けるというストーリー。
    文庫本が出た当時、書店で立ち読みしてみて出だしが面白そうだったので、買おうか迷った作品。

    今回電子書籍で読みました。
    ピークがいつ来るのか、クライマックスがいつ来るのかと思っていましたが、淡々と取材が続いていきます。
    最後に、ああ...続きを読む

    #泣ける #深い #切ない

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    Posted by ブクログ 2019年04月27日

    一家四人が殺される事件から1年、事件を追う記者が近所の人や被害者の関係者にインダビューをしていた。

    誰もが羨む様な幸せな家族、取材が進むうちに、その夫婦の過去のことや暗い部分が浮き彫りになります。

    最初に出てくる幼児虐待の新聞記事は何なのかが気になりつつ、田向夫妻の噂話を野次馬気分で読み進めてい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月09日

    きっついなー

    ところどころ挟まれる独白と最初の新聞記事はああいう風につながるのね。人間のコンプレックスをむき出しにするのは相変わらず。この人の作品は読めば読むほど人間不信になってしまいそう。それを自分が正視できるかどうか。それでも読みたくなる魅力がある。
    それにしても某大学や某商社なんか実名で出し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月25日

    再読。一気読み。関係者の話を聞いていく形式なので読みやすい。映画で三度驚くとあったけど納得。オチのインパクトは強く、それでいて冒頭から退屈せず引き込まれるように読めた。愚行録、のタイトルが秀逸。登場人物は皆愚かで、だからこそ最後まで誰が犯人でもおかしくないと思えて混乱。最後のページのインパクトも凄い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月23日

    一家惨殺事件が起こる。その一家は夫は有名な不動産会社の社員で、奥さんは美人。子どもは2人。家も裕福で誰もが羨むような家族だった。
    その被害者家族に関係する人々をインタビューしていき、色々な人の目線で被害者を見つめていく。まさかインタビュアーがと思うも、後の祭り。

    冒頭で児童虐待のニュー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月14日

    湊かなえさんみたいな感じがした。
    それぞれが語る人物像と兄妹の話と事件がどう繋がるのか、全然読めなかったけど最後まで読むとそういう事かとわかる。
    映画はどんな風になっているのか観てみたい。

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