ラヴクラフト全集2

ラヴクラフト全集2

太古の昔、全宇宙を支配していたという邪悪な神々は絶えてしまったわけではない。再びこの世を掌中におさめる時がくるのをいまなお待ちうけているのだ。本書は、悪夢のようなクトゥルフ神話を生んだ鬼才ラヴクラフトの全集第2巻である。宇宙的恐怖にみちた暗黒世界への鍵ともいうべき作品「クトゥルフの呼び声」そして「エーリッヒ・ツァンの音楽」魔神たちの秘密を知った青年を襲う恐るべき出来事を描いた、随一の長編「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」を収録。

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ラヴクラフト全集 のシリーズ作品

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1~7件目 / 7件
  • ラヴクラフト全集1
    550円 (税込)
    20世紀アメリカが生んだ鬼才、幻想と怪奇の作家、ラヴクラフト。彼の想像力の産物であり彼自ら病的なまでに憑かれていたクトゥルフ神話が怪しく息づく代表作「インスマウスの影」と「闇に囁くもの」。デラポーア家の血筋にまつわる恐るべき秘密を描いた「壁のなかの鼠」、彼の知られざる一面を垣間見せる異色作、ブラックユーモアの「死体安置所にて」の全4編を収録。深遠な大宇宙の魔神の呼び声が、読者を太古の昔から永劫の未来につづく暗黒世界のとりこにすることはまちがいない。
  • ラヴクラフト全集2
    495円 (税込)
    太古の昔、全宇宙を支配していたという邪悪な神々は絶えてしまったわけではない。再びこの世を掌中におさめる時がくるのをいまなお待ちうけているのだ。本書は、悪夢のようなクトゥルフ神話を生んだ鬼才ラヴクラフトの全集第2巻である。宇宙的恐怖にみちた暗黒世界への鍵ともいうべき作品「クトゥルフの呼び声」そして「エーリッヒ・ツァンの音楽」魔神たちの秘密を知った青年を襲う恐るべき出来事を描いた、随一の長編「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」を収録。
  • ラヴクラフト全集3
    597円 (税込)
    幼い頃から天文学に興味をもちつづけたラヴクラフトは、広大な宇宙においては人類の存在など儚いという根本認識のもとに、死後オーガスト・ダーレスによりクトゥルー神話としてまとめられてゆく一連の小説群を執筆した。本巻には、時空を超えて存在する超知性体〈大いなる種族〉の姿を描く、まさにラヴクラフト宇宙観の総決算ともいうべき『時間からの影』をはじめ、アーカムやアブドゥル・アルハザードがはじめて言及される初期の作品から、ロバート・ブロックにささげた最後の作品まで全8編を収める。【収録作】「ダゴン」「家のなかの絵」「無名都市」「潜み棲む恐怖」「アウトサイダー」「戸口にあらわれたもの」「闇をさまようもの」「時間からの影」「資料:履歴書」「作品解題/大瀧啓裕」
  • ラヴクラフト全集4
    597円 (税込)
    南極大陸の奥深く、ヒマラヤすら圧する未知の大山脈が連なる禁断の地に、ミスカトニック大学探検隊が発見したもの、それは地球が誕生してまもないころ他の惑星より飛来し、地上に生命をもたらした〈旧支配者〉の化石と、超太古の記憶を秘めた遺跡の数々だった! やがて一行を狂気と破滅の影が覆ってゆく……。「時間からの影」とならぶラヴクラフト宇宙観の総決算「狂気の山脈にて」をはじめ、中期の傑作「宇宙からの色」「ピックマンのモデル」や、初期の作品「眠りの壁の彼方」など傑作全7編を収録。【収録作】「宇宙からの色」「眠りの壁の彼方」「故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実」「冷気」「彼方より」「ピックマンのモデル」「狂気の山脈にて」「資料:怪奇小説の執筆について」「作品解題/大瀧啓裕」
  • ラヴクラフト全集5
    600円 (税込)
    虚空に黯黒の光芒を放つ巨星ラヴクラフト。本巻には、Uボートの艦長が深海の底でアトランティスに遭遇する「神殿」、医学生のおぞましい企てを描く「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」、ニューヨークの貧民街に巣食う邪教のともがらがもたらす「レッド・フックの恐怖」、セイレムの魔女裁判の史実を巧みに取り込んだ「魔女の家の夢」等、クトゥルー神話の母胎とされる全8編を収録した。巻末に資料「ネクロノミコンの歴史」を付す。鬼才の統べる王国に虜囚となった読者は、二度と俗界に立ち返れぬであろう。【収録作】「神殿」「ナイアルラトホテップ」「魔犬」「魔宴」「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」「レッド・フックの恐怖」「魔女の家の夢」「ダニッチの怪」「資料:『ネクロノミコン』の歴史」「作品解題/大瀧啓裕」
  • ラヴクラフト全集6
    600円 (税込)
    怪奇小説の世界に壮麗な大伽藍を築いた鬼才ラヴクラフト。本巻には、作者の分身たるランドルフ・カーターを主人公とする一連の作品、および、それと密接に関わる初期のダンセイニ風掌編を収録し、この稀有な作家の軌跡を明らかにする。猫を愛する読者なら快哉を叫ぶ佳編「ウルタールの猫」、神々の姿を窺わんとする賢者の不敵な企てを描く「蕃神」、巨匠が書き残した最大の冒険小説、古典の伝統をふまえた波瀾万丈の「未知なるカダスを夢に求めて」等、全九編は、諸氏の魂を電撃のごとく震撼するであろう。【収録作】「白い帆船」「ウルタールの猫」「蕃神」「セレファイス」「ランドルフ・カーターの陳述」「名状しがたいもの」「銀の鍵」「銀の鍵の門を越えて」「未知なるカダスを夢に求めて」「作品解題/大瀧啓裕」
  • ラヴクラフト全集7
    662円 (税込)
    《クトゥルー神話》の創造主にして二十世紀最高の怪奇小説作家、H・P・ラヴクラフト。その偉業を俯瞰する文庫版全集はここに完結する。本巻には、一万年前に栄華をきわめた都市の誕生から滅亡までを描くダンセイニ風の掌編「サルナスの滅亡」をはじめ、過去を探し求める男の遍歴の物語「イラノンの探求」など十三編を収録。さらに巻末には、初期作品五編に加え、ラヴクラフトが書簡に書きとめた夢を抜粋した「夢書簡」、また資料として創作が中断した断片を収めた。【収録作】「サルナスの滅亡」「イラノンの探求」「木」「北極星」「月の湿原」「緑の草原」「眠りの神」「あの男」「忌み嫌われる家」「霊廟」「ファラオとともに幽閉されて」「恐ろしい老人」「霧の高みの不思議な家」「初期作品」「夢書簡」「資料:断片」「作品解題/大瀧啓裕」

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ラヴクラフト全集2 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年12月04日

    元となった「ラヴクラフト傑作集2」は、
    ボロボロになるまで読み込んでいました。
    なのでこの本は再読の再読。
    ・クトゥルフの呼び声
    大伯父の残したものを調べることで、
    知ってしまった宇宙からきた恐怖の神々の存在。
    未知なる名状しがたきものから追われる恐怖!
    ・エーリッヒ・ツァンの音楽
    禁断の曲を奏でた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月17日

    クトゥルフの呼び声の壮大な宇宙観に、悪夢でたまに感じる、あの全身が総毛立つようなゾッとする根源的な恐怖心が蘇ってきた。

    ラヴクラフトの一人称で淡々と語り続ける作風が好きだ。神秘学や黒魔術に彩られた重厚な宇宙的ゴシック小説。

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月04日

    世界最古と思われる宇宙スライム小説かつ集団発狂「クトゥルフの呼び声」および他2編収録。やはり半分を占める、悪魔召喚の話が素晴らしいですな。2世紀前の話を書き上げた上に、それを現代に再現するという、現代ハリウッド映画そのもののストーリー展開に感服。信じられないけど、これが書かれたの、1920年代なんだ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年05月28日

    古書購入。

     ホラー。暗黒神話。
     クトゥルー(ここではクトゥルフ)神話の創設者、ラヴクラフト。その短編集。
     最後の短編は、短編って言うには、長い。
     全編通しておどろおどろしい。ここではないどこかの絶望的な話。気が狂いかねない恐怖と隣り合わせにされた人々。
     精密な絵を見るような描写が特徴の作...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    不朽の名作「クトゥルフの呼び声」が収録されている。「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」はハマんないと読めなさそう。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    『クトゥルフの呼び声』『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』収録。
    初期作品が多いので、それほどクトゥルー神話は出てこないものの、チャールズ〜は必読!不気味でそして人間の恐ろしさが垣間見れる

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    クラスメイトが貸してくれた2冊目のラヴクラフトですが実はもう1冊ラブクラフトを読破しています。
    全ての全集を読んだ訳ではありませんのでお詳しいファンの方に怒られるかもしれないですがお話のパターンが見えて来ました。

    ①海から異形の者がやって来て、それを見た人間の気がおかしくなってしまい周りも巻き込ん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月11日

    "クトゥルフの呼び声"というタイトルは有名だが、話自体はさほど長くない割に読みずらかった。叔父の資料を中心とした情報収集の話が主で、退屈に感じた。悪魔的儀式のシーンや、終盤の石柱の台座の扉を開けてからの話は面白かった。他者が死んだり狂っていく中で、ヨハンソンの行動力が凄まじい。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月19日

    独特な世界観を持つ怪奇小説家、ラヴクラフト全集の第2巻です。
    短編が多い中、長編「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」を収録しています。
    じっくりと狂気が語られ、読者を暗い深淵へ導きます。
    ラヴクラフトを楽しむためには、逞しい想像・妄想力が欲しいものです。
    第3巻にも期待します。

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月08日

    ラブクラフトが安定したホラー風味ファンタジーの書き手だというのは納得したが
    なぜクトゥルフ神話になり得たのは理解できないのは
    やはりホラーがさっぱりわからないからか文化の違いか
    本当に日本人というか英語とその文化圏にないひとが
    ラブクラフトのそうぞうするホラーというのを理解しているのだろうか
    ホラー...続きを読む

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