線は、僕を描く

線は、僕を描く

858円 (税込)

4pt

「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ」
家族を失い真っ白い悲しみのなかにいた青山霜介は、バイト先の展示会場で面白い老人と出会う。その人こそ水墨画の巨匠・篠田湖山だった。なぜか湖山に気に入られ、霜介は一方的に内弟子にされてしまう。それに反発する湖山の孫娘・千瑛は、一年後「湖山賞」で霜介と勝負すると宣言。まったくの素人の霜介は、困惑しながらも水墨の道へ踏み出すことになる。第59回メフィスト賞受賞作。

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線は、僕を描く のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「ハチクロ」や「スラムダンク」のように、圧倒的な才能と長年の努力とのぶつかり合いは個人的に大好きです。そこに恋愛や芸術や青春や大会が絡んできたら、そりゃもう、堪りません。
    読後にヨダレを垂らしながら感想書きたくなる。そんな名作です。

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    読み終わったあと、水墨画の実際を見たくなって、映画の方も続けて見ました。ストーリーはだいぶん変わってたけど、青山霜介役は横浜流星さんがピッタリでした。

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    ある日大学生の青山霜介が芸術家の巨匠篠田湖山と出会い、水墨画の道を歩き始めるお話で非常に感動する作品でした。
    水墨画を奥深く感じさせる文章は、読み応えたっぷりで凄く良かったです。

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    水墨画のことはまったく分かりませんが、優しい世界観がとても綺麗だと感じた

    登場人物もみな温かく、やや異質な古前くんと西濱さんがとても好きです

    0
    2024年05月04日

    Posted by ブクログ

    良い作品でした 抱きしめたくなる本です
    突然両親を亡くし深い悲しみの中、過去ばかりをみて未来への1歩が踏み出せず心閉ざしていた主人公 青山が、水墨画の巨匠、篠田湖山と出会い水墨画を描くことで、気づき、再生していく優しく美しいストーリー

    命とは変化し続けるこの瞬間のこと
    生とは、ただこうして愛おしむ

    0
    2024年04月05日

    Posted by ブクログ

    水墨の世界を文字で表現されたような美しい文体
    後半自宅に帰る場面では静かにひたひたと感情が揺さぶられ なぜだか分からないが涙が滲んだ。

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    私にとって価値ある読書体験は、現実の生活にも本の影響が及ぶことだと思っている。
    この本を読んだあと、道端に咲く花の花弁一枚一枚や葉の一枚一枚が、それぞれ全く違うものなのだという当たり前のことに、目が向くようになった。自然に生きているということを、すっかり忘れていたような気がする。生きている植物たちと

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    水墨画という知らない世界ながらとても楽しくて、先が気になり一気読み。両親の突然の事故死から心を閉ざしてしまった霜介が水墨画を通して、真摯に生きる姿がとても心に染み入った。湖山先生の一言一言がとても印象的だった。

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    またひとつ、大切にしたい本に出逢ってしまった。
    とても静かに、決して急ぐことなく、丁寧に読みたい本。

    青山くんの中のガラスの部屋の様相も、水墨画を描く過程も、クリアで繊細で美しい文書で描かれていて、読み終わってしまうのがもったないと感じるほどだった。

    水墨画とは、こうも奥が深いものなのか。
    青山

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    青山君が白い部屋から出て、湖山先生とのやりとりで少しずつ自分の線を見つけていくところが、人間に血肉が通っていくようでよかった。素直に他者の意見を取り入れることができたのは、自分がなかったからだろう。線を見つけてから、どう成長していくのかが楽しみ。
    翠山先生とのやりとりがとても好きだった。
    それに西濱

    0
    2024年03月07日

線は、僕を描く の詳細情報

  • 映画化

    「線は、僕を描く」

    2022年10月21日公開
    出演:横浜流星、清原果耶、細田佳央太

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