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積んでいる本の山が崩れて部屋が火事になるかもしれないから、何時間もかけて積み直す。ぶつかって人を線路に落として殺してしまうかもしれないから駅のホームを歩けない――精神科医の著者(亀井)は、強迫症(強迫性障害)を発症。強い不安やこだわりに苛【さいな】まれる地獄の日々を送るが、強迫症治療の第一人者(松永)と出会い、回復を遂げる。同じ症状に苦しみながら、治療を受ける機会もなく放置されている人たちを救いたい。その切なる思いで、強迫症の病理と治療をリアルかつ分かりやすく解説した決定版テキスト。
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年11月20日
強迫症。50~100人にひとりは発症する、ごく一般的な病気だそうです。男女差はありますが、多くは20歳までには発病し、そのうちの1/4は10歳までに発病する。特徴は、強迫観念と強迫行動。不安や落ち着きのなさのような「何か」が意識に強く迫り、思考を支配する。この思念を「強迫観念」といい、不安や落ち着き...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月10日
本書の「強迫症」とは、以前「強迫性障害」と呼ばれていたが、現在はこの呼称で整理されている。メディカルノートというサイトで、著者の松永寿人氏が行っている解説では、次のように書かれている。
「アメリカ精神医学会の最新の診断基準よれば、次のような場合を強迫性障害と診断するとしています。
・強迫観念また...続きを読む
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