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天文学者を諦め、単調な生活を送る井上亘。天体観測のために悲しい過去を持つ妻の一華。小学校で問題を抱える息子の彼方。しかし、自宅に巨大望遠鏡を構える謎の老人が、彼らの生活に光を与え始める。天体観測をきっかけにした家族再生の物語。
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Posted by ブクログ
4話のオムニバス形式。 パパ、ママ、息子の家族がメインなんだけど、最初は「ママってばなんでそんなこと言うの〜?」って思ってたのに どんどん、紐解かれてゆく。ママにはママの、想いがある。 家族が家族に、 家族としての役割から、自分自身に ふれながら、羽化する物語。
天体観測、懐かしい響きです。私の子供の頃はけっこうブームの頃でした。天文ガイド、天文年鑑、星座早見表、読んでいて懐かしく思いました。プラネタリウムにまた行きたくなってしまいました。天体観測で家族のつながりをつくづく感じました。一華の飛行機に乗れない、ハワイに行けない理由の告白は感動すら覚えてしまいま...続きを読むした。ぜひシリーズ化して欲しいです。彼方のその後が気になります。 宇宙の彼方へ飛んで行け〜
それぞれに悩みを抱えた父母子3人家族が、天体観測を通じて理解を深め解放されていく物語。星バカ小説ですね。 家族が同じ趣味で1つになることはそうそうないと思いますが、互いに気を遣うのではなく、理解することは大事ですね。
スーパーで働く父は家族の為に夢を捨てた。そんな時に息子が天体観測に興味を持ち始めた。近所に住むお祖父さんはお金持ちで立派な天体観測ドームを持っていて、そこに息子が通い始める。父と息子、母と息子が代わるがわる通い初めて、段々と過去を思い出す。 息子の夫婦は星を通じて出会って結婚したのであった。その時の...続きを読む熱い想いを思い出し、星の世界へ再び戻ろうとする父、感動の物語である。
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成田名璃子
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