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異世界エルフとの衝撃の邂逅からその先へ。
区役所福祉生活課支援第一係長中田忍は、ある一つの悪徳を犯している。
穏和な生態と柔和な笑顔がかわいい、言葉の通じぬ異世界エルフ“アリエル”を秘密裏に保護し、生かし続けていることだ。
「オカエリナサイ、シノブ!」
アリエルと過ごす、慎ましくも穏やかな日々は、むしろ忍の罪悪感を苛み。
「変わらないでください。忍センパイ」
「僕は忍に、変わって欲しいと思う」
支えてくれる理解者たちは、それぞれの思惑から、忍の信義を惑わせる。
折しも季節は冬、十二月。
クリスマスの足音が、アクアリウムの外側へ響き始めている。
そんなある日、区役所福祉生活課支援第一係を訪れた、謎の幼女。
「はじめまして、ぱぱ!!」
元気いっぱいに抱き付いてきた見知らぬ幼女を、忍は迷わず警察へ突き出すが――
衝撃の邂逅からその先へ、コメディ? シリアス? よもや……ラブ? 分類不能の話題作、待望の第二幕!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
クソ真面目だがぶっ飛んだ思考を持ったやべーやつが異世界エルフに出会ったら…。
これは地方公務員・中田忍と、彼の家に現れた異世界エルフによる異種族・異文化コミュニケーションを描いたお話。
「エルフを、冷凍したい」
普通ならほのぼのホームコメディにでもなりそうなところだが、そこはこのやべーやつ、中田忍である。
エルフには未知の細菌が潜んでいる可能性があり、そんなものがあれば人類が滅びかねないとして、エルフを冷凍して海底へ棄てるべきだという、なんとも物騒な発想に至ってしまう。
(友人の協力や説得もあり思い止まるが…。)
その後中田忍は人類の為そしてエルフの為、身命を賭してエルフを保護することを決意し、かくして彼らの同居生活が始まる。
言葉も通じない、生態もわからない未知とどうやって意思疎通を図っていくのか…。
中田忍のぶっ飛んだ言動と真面目な地の文のシュールさが笑いを誘う。
シリアス・サスペンスあり、ほっこりシーンもあり、これはジャンルという枠に収まらない唯一無二の快作だ。
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