無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
椎名誠が衝撃的なデビューを飾ったスーパーエッセイ。ここから作家椎名誠の伝説が始まった。客を叱りつける古書店のオババとの確執を軸に鉄道業界、警察、甲子園への疑問や怒りをぶつける。その文体と流れ、構成などそれまでのエッセイの常識を破壊した作品が電子書籍になって登場。
本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。
<目次>
1 国鉄はいま わしらの眼をまともに見ることができるか
2 日本の“本官”たちはいったい何を話しておるのか
3 死ね! そこいら中の制服関係の皆様
4 うに寿司のジャーナリズム的摂取方法
5 夕陽にむかい背を丸め痛恨のチーズケーキ九六〇円の春
文庫版のためのあとがき
対談 椎名誠×目黒考二
電子書籍版あとがき
椎名誠の人生年表
Posted by ブクログ 2009年10月04日
データを見れば自分が生まれた年に出ている本である。なんと。確かに古いところはあるけど、あまり古さを感じさせない。椎名さんの本は読んだことがなくて、出だし、あまりに文体が軽くて好きになれなかったのだけど、国分寺⇔小平、あたりの懐かしい生活区域が舞台で、このどうしようもない怒りの矛先の向け方も段々好きに...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月23日
読み終わって得るものは、な~~んもない。けど、それがいい。
テレビ業界ではトリビアの泉以来、「ためになる系」の番組がゴールデンの主流を握っているらしいし、本業界でも「新書ブーム」が起こった。お手軽にためになる情報を手に入れたいという欲求はかなりの人に共有されているようだ。そんな中、この本はほっと...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
今をさること?年前。全身に正しい怒りのパワーをみなぎらせた一人の男がいた。やたらとケンカっぱやく、世にはびこる制服を憎悪し、甲子園球児と古本屋に正義の眼差しをぶつけていた彼は、やがて一冊の本をかいてベストセラー作家となってしまった。男の名はシーナマコト。そして、その本は……何を隠そう本書です。 衝撃...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月13日
著者の中には紺色制服着用職、特に公務員に対する反感と、ジャーナリズムに対する世直しのほのかな期待が同居する。
しかしジャーナリズムに対する期待はとあるパーティーでのウニ寿司攻防戦に敗れたことによって崩壊する。
自らの生活に必要なのはジャーナリズムではなく著者が敵とさえ思っていた紺色制服着用職の人々で...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。