世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)
  • 完結

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

935円 (税込)

4pt

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

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  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)
    完結
    935円 (税込)
    高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    〈私〉の意識の核に思考回路を組み込んだ老博士と再会した〈私〉は、回路の秘密を聞いて愕然とする。私の知らない内に世界は始まり、知らない内に終わろうとしているのだ。残された時間はわずか。〈私〉の行く先は永遠の生か、それとも死か? そして又、〔世界の終り〕の街から〈僕〉は脱出できるのか? 同時進行する二つの物語を結ぶ、意外な結末。村上春樹のメッセージが、君に届くか!?

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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    80年代に書かれた当作は「羊をめぐる冒険」と同様ファンタジー要素が極めて強い。しかし全く荒唐無稽と感じないのはストーリーはあくまでリアリティを中心に構成されているからだと思われる。主人公の行動や考え方にはなんら普遍性を超越する要素はなく、だからこそ共感と興味を覚え易い。「四谷の雙葉」や「都立志村高校

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    村上春樹さんの超名作。これまでも繰り返し何度も読んできましたが、Audible でも聴いてみました。読むのとはまた違う没入感があっていいですね。ランニングのお供にすると、続きが聴きたくて毎日でも走りたくなります!

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    村上春樹の作品の中でも最高傑作と名高いだけあって、現実世界のハードボイルドワンダーランドと深層世界である世界の終りというパラレルワールドで展開される世界観がとにかく秀逸でした。
    現実世界では苦や悲しみもありながらも感情が伴う世界で、深層世界ではそういった苦しみや争いなどがなく平穏で安定している代わり

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    冒頭から惹きつけられる。
    ハードボイルドワンダーランドと世界の終りが交互に綴られていく展開にグイグイ引っ張られて。
    おそらく現代(ハードボイルドワンダーランド)の硬く無機質な世界観と、世界の終りの牧歌的で美しい風景。
    2つの世界の僕と私の2人にとても好感が持てる。
    主人公以外の登場人物全て、わりと良

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    特有の理由のわからない世界観と妙な危機感も相まってしかも、章立てが「ハードボイルド」と「世界の終わり」とが交互に展開され思わずグイグイと読み進められる。
    下巻へ〜

    0
    2025年04月23日

    Posted by ブクログ

    ねじまき鳥クロニクルより文章の響きを楽しむ時間とストーリーを追う時間のバランスが好き。
    ハラハラする時間と間が抜けたようなズレがある時間との緩急が楽しい。
    二つの全く違う道筋の話が一角獣の頭骨、古い夢、壁があること、世界の終わりなどのフレーズで繋がっていくことにハッとさせられる。
    心地のいいフレーズ

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった 二軸で進んでいく物語の真実が、下巻で老博士によってか明かされていくのがめちゃくちゃ興奮したし鮮やかさに感動した!最高すぎた…

    これ大好き

    0
    2025年01月02日

    Posted by ブクログ

    2作品目の村上春樹。今回も前回の「海辺のカフカ」と同様2つの話がどんどん近づいていく感じが面白い。これからどうなってくのかが楽しみです

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    村上春樹氏の作品は初めて読んだのだが、淡々としていつつもどこかリズミカルで、独特な比喩に酔いしれることができた。
    ファンが多いことにも納得。読んでいてクセになってくる文体だ。本の内容もさることながら、読んでいるだけで心地よい。
    上下巻構成のため、上巻のレビューにはあらすじや設定などを、下巻のレビュー

    0
    2024年12月23日

    Posted by ブクログ

    ファンタジーだけれど静寂感が漂っている不思議な物語。比較的現代に近いと思われる世界“ハードボイルドワンダーランド”と、空想なのか現実なのか見分けがつかないもう一つの世界“世界の終り”の間を行き来する形で展開される。予想できないストーリーの中で徐々に交わる二つの世界の行方がとても気になる。

    0
    2024年10月13日

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