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二千年前にタイムスリップ! 映画「テルマエ・ロマエ」の人物たちも過ごしたはずのリアルな日常が鮮やかに甦る。臨場感たっぷりに再現された古代ローマの驚きの〈一日〉を体験できるベストセラー本。
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Posted by ブクログ
トラヤヌス帝治世下の紀元115年のローマの一日を、考古学の成果や史料を駆使して再現する内容。実際に当時のローマを見て回っているかのような臨場感が凄い。
イタリアでテレビキャスターや慣習の仕事を多々している科学ジャーナリストが紀元115年、トラヤヌス帝知性化のローマのある一日を通じて、古代ローマの庶民の生活を書いたもの。テレビの仕事をしている人が書いただけ合って、映像的な表現が多く、2000年近く前のローマの光景が目に浮かぶようである。
ローマ人の物語ですっかりハマった古代ローマ。 権力者ではなく、実際に普通の人々の生活ってどうなっていたのか?ということを知れる本。 ドキュメンタリーのような書き方で本当にここまで古代の生活が分かっているの?と思うほど詳細に描かれている。 約2000年前にこれほどまでに現代に通じるような生活をしていた...続きを読むことに驚きを禁じ得ない。
ローマ帝国の生活を追体験できて面白い。NHKのタイムスクープハンターのように、時代を超えてやってきたジャーナリストが人々の普段の生活を垣間見る内容だ。発掘調査、文献調査の成果をもとにした作品で、現地観光では見えない当時の人々の生活の様子が生き生きと表現されている。
まるで自分が古代ローマ人になったような感覚であっという間に読んじゃいました。何回でも読み直したくなあるくらい面白かったです。
これは面白い! 古代ローマの生活はどのようなものだったか? それをこの本では早朝から夜更けまで、ローマ市内を散策するという体裁で、疑似体験できる構造になっている。作者のアルベルト・アンジェラはテレビの教育番組に関わっていたらしく、だからこそ、このような奇抜でありながら好奇心を満足させてくれる本を書...続きを読むくことができたのだろう。 ローマで行われていたほぼ全てのこと、衣食住、エンターテイメント、政治、経済、建設、セックスに至るあらゆるものが題材として取り上げられている。この本を読めば、古代ローマの人々がどのような世界に生き、サービスを教授し、悩み苦しんでいたのかが良く分かる。参考資料としても一級であれば、純粋に読み物としても面白い。古代ローマについての素朴な疑問、トイレはどんなだったか、1セステルティウスは何ユーロに相当するのか、どのような料理が食べられていたのか……などなど、目配せも利いている。 一方で、時代がトラヤヌス帝のときなので、ローマ帝国の最盛期であることには注意が必要かもしれない。ローマは長い時間をかけて形作られたものであるから、この本で描かれていることが別の時代では通用しない部分もあると思う。でも、この本を読めばローマ帝国という漠然としたイメージがもっと深く理解できるはず。およそ2000年前の優れた人類文明に想いをはせることができるし、当時と今との共通点や違いを探るのも面白い。
文句なく星5つです!!! 西暦115年のローマの街を24時間、超優秀な歴史ガイドとタイムスリップして探索できる。 こんな贅沢な旅体験が出来ます。 久しぶりに夢中になって読み進めてしましました。 古代ローマ人の風俗、風習などがリアルに分かるのもとても楽しいのですが、なんといっても細緻にわたる建...続きを読む築の描写がGOOD!! 特に第42章のトラヤヌス浴場の描写が最高です。 単純素直に「古代ローマ人ってなんて贅沢なんだ、羨ましい!」と思わず唸ってしまいました。 1900年も前の世界を「今、ここ」の感覚で読めるこの本は、著者の古代ローマ世界への「愛」そのものなんだろうな。 歴史、建築好きのすべての人におすすめしたい本です。
平易な語り口とあいまって、古代ローマ(紀元115年)がまるで目の前に広がっていくようなヴィヴィッドな描写が素晴らしい。 映画「テルマエ・ロマエ」がもうじき公開されるが、予備知識としてこの本を読んでいると、さらに楽しめるかも。もっとも、4映画がどこまできちんと時代考証をして作られているのか、という問題...続きを読むはあるのだが…(笑)
著者が古代ローマの一員となり当時のリアルな1日を時間毎に伝えるという事で、臨場感たっぷり。 コロッセウムや浴場の話はもちろん、中心地の高層マンション事情や、衣食住、奴隷、性の事など赤裸々に記されています。興味深いのは、富裕層ばかりでなく一般市民や奴隷の暮らしぶりが知れる事。 現代と同じ、いやそれ以上...続きを読むに進んでいるのでは?という事もあれば、そもそも考え方の根幹が違うため理解しようとしても無駄な事もあると思える内容もあり、読み応えのある一冊でした。
紀元115年、トラヤヌス帝治世下における古代ローマの1日を再現し、その社会構造や人々の生活について解説。 まさに古代ローマの街中を見て回っている感じで、知的好奇心を満たしてくれる一冊だった。 人々の間の格差や都市の過密など現代社会にも通じる問題があったことや、古代ローマの社会では奴隷の存在が基盤とな...続きを読むっていたことなど、勉強になった。なお、古代ローマでは尿で洗濯していたというのが一番驚いた。
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古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活
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