さよなら、シリアルキラー

さよなら、シリアルキラー

小説・文芸
1,222円 (税込)

6pt

ぼくには連続殺人犯の血が流れている。ぼくには殺人者の心がわかる――ジャズは高校三年生。田舎町ロボズ・ノッドではちょっとした有名人だ。ある日町で衝撃的な事件が起きた。指を切りとられた女性の死体が発見されたのだ。連続殺人だとジャズは訴えたが、保安官はとりあわない。だが事件はそれだけでは終わらなかった。なぜジャズには確信があったのか。それは彼が21世紀最悪といわれる連続殺人犯の息子で、幼い頃から殺人鬼としての英才教育を受けてきたからだった。親友を大切に思い、恋人を愛するジャズは、内なる怪物に苦悩しつつも、自らの手で犯人を捕まえようとする。全米で評判の異色の青春ミステリ。

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さよなら、シリアルキラー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本当にアメリカ映画を見ているような、スリリングで強烈な展開。

    伝説のシリアルキラーの息子が、それを模倣したシリアルキラーを追い詰める、息子の普通でいようという一方、シリアルキラーの息子である自分にシリアルキラーの素養があるのではという、二軸のはなしが展開してて、最後はびっくりする展開。

    読んで後悔なし。

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    現在服役中の連続殺人鬼の父にその英才教育を受けて育ったジャズ。町で殺人事件が起こり、それはジャズの予想通り連続殺人となる。幼い頃より教え込まれた、様々な猟奇的な殺人のための知識で犯人をつきとめる。自分も父のようになるのかと恐怖する日々、血友病だが明るい親友や恋人との日常のサイドストーリーも抜群に良かった。事件はドロドロしているけど、YA向けとあって軽いタッチで楽しめるミステリだった。

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    タイトル買いした本書。本屋さんって、こういう出会いがあるから大好きです。

    私は中身が少年なので、とても面白く読みました。読みました というより、まるで映画を観ているようでした。ものすごく読みやすい。
    親友がとびきり楽しいやつで、一緒に悪さをしたり軽口をたたいたり、かわいい恋人がいて、癒されたり不安になったり。冒険あり、アクションあり、これはもう青春映画です。犯人が分かっても(年の功かな?)それ以上に楽しみました。

    突然狂気に支配されてしまうかもしれないという恐怖と、殺人犯から学んだことを武器にして戦う優越感。不安と自己肯定の狭間を行き来するジャズは、少年特有の危うさがあって目が離せません。

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

    自分が何者なのかどうなってしまうのか自分でわからないのが思春期。しかも連続殺人鬼の息子なら尚更。
    父から殺人の知識と技術を教えられたジャズ。町で起こる殺人事件。自分が殺人鬼にならないために犯人を捕らえようとする。
    自分の中に父と同じ殺人者の心があるのではと怯えるジャズ。これは怖い。自分の感情や思考が父からの洗脳によるものではないかという恐怖。親の呪縛からの脱却というYAの王道テーマをシリアルキラー絡みのミステリ仕立てにする快挙。
    親友と恋人がジャズを信じる姿にもしびれる。

    0
    2022年12月28日

    Posted by ブクログ

    以前続編が平積みになってるのを見かけて惹かれたのだが、一巻目が見当たらなかったので買うのを断念したシリーズ。
    書店は最新刊だけ並べるのでなく、既刊もそろえていてほしい……(何十冊とでてるなら別だが、当時はまだ二冊目だったし)

    今回は漫画家が帯と表紙を描くフェアに便乗して購入。リボーンの天野明さんのジャズ、ワルっぽくてかっこいいですね。ニヒルな表情がイイ感じ。

    三桁の犠牲者を出した全米ナンバー1のスーパーシリアルキラーを父にもつ主人公ジャスパー。
    彼が住む田舎町ロボズノットで殺人事件が起こり……
    という話。

    ミステリーと青春要素でいうなら、後者の比重の方が大きい印象。ジャスパーは生い立ちこそ特異だが、「親に刷り込まれた自分像からの脱却」という普遍的な自立のテーマは、現代を生きる全てのティーンエイジャーに通底しているのではないか。
    口が達者で冗談好きな血友病の親友・ハウイーに、善良で活発な黒人ガールフレンド・͡コニ―など、人間関係は恵まれている。
    恋に友情に将来に悩むジャスの姿は、青春の王道ともいえる。

    三人で集まり作戦会議を開いたり隠れ家でいちゃついたりと、ヤングアダルト小説ではある意味お約束といえるエピソードが盛り込まれている。
    ジャズを見守り導く保安官や認知症の祖母にゲスな記者など、周囲の大人も個性的。

    父親を超える殺人鬼となるため幼少時から英才教育を受けてきたジャスパーは、常に自分の中の父親の部分と戦っている。
    自分にできることを理解し、それをしないでいるために常に誘惑を律し続ける彼の葛藤が身に迫ってくる。
    父親であるビリー・デントの不気味な存在感や人を操る巧みさも必見。
    ブラフと嘘をまじえた父子の駆け引きには緊迫感がある。

    ジャズの良心を代表するハウイーとコニ―は、ともすると暗く重くなりがちなストーリーに日常的な明るさを添えてくれる。
    ジャズをシリアルキラーの息子やその父親のコピーではなく、ジャスパー・デント個人として愛し尊重する二人の存在には救われる。

    真犯人っぽい人物は序盤で何人か登場するが、その真相は見抜けなかった。
    今後ジャズが父の呪縛を断ち切って未来を掴み取れるのか、コニ―との関係はどうなるのか楽しみ。

    0
    2019年04月10日

    Posted by ブクログ

    『青春ミステリー』なんて言う生易しいもんじゃないなぁ。連続殺人犯の息子として生きるジャズ。それも、シリアルキラーとして洗脳されて。僕は殺さない……葛藤と苦悩のジャズを支える恋人と、親友。殺人鬼にならないように何度も何度も自分に問いかけるジャズ。父親ビリーとの対面の時は、ジャズがビリーに飲まれてしまう!てハラハラした。最後のタトゥーでジャズがグッと大人になったような気がした。三部作の序章。次が楽しみです。負けるな!ジャズ!

    0
    2019年01月20日

    Posted by ブクログ

    海外ミステリーを読んだのはほぼ初めて(シャーロックホームズくらい)なので緊張しましたが案外入り込めました。
    私には犯人が意外でびっくりしました。

    そして主人公のジャズに心情も物語の主軸になっていて胸を締め付けられました。
    父が連続殺人犯で幼少期から教え込まれたためにその呪縛から逃げられない。
    父とは違うと思いながらもその思考に落ちそうになる。
    町の人たちからも遠ざけられ普通の生活が送れない。
    毎日が必死だなぁ、と思いました。

    そんな彼に正気を保たせてくれる親友のハウイーと恋人のコニー。
    どちらもいい子ですね。
    ハウイーはあやうく死にそうだったのに絶交どころか責めもしない。
    コニーは喧嘩してでも傍にいる宣言。
    なんだかんだ言いつつジャズもいい子だからなんだろうなぁ。

    3部作らしいので次があれば読みたいです。

    0
    2016年06月01日

    Posted by ブクログ

    ジャズが父親から逃れる日はくるのか。
    そして父親を捕らえることは出来るのか。
    でもこれって確執のある親子の物語だと思う。
    父親が最悪の殺人鬼であり、ジャズがその教え子であるという違いはあるけれど。
    ジャズには幸せになって欲しい…

    0
    2025年05月04日

    購入済み

    シリアルキラーの父を持つ少年の話、海外の作品にしては読みやすかったと思う。スピード感があり、面白かった。

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    アメリカの田舎町で起きた連続殺人事件を独自の立場で追う17才のジャズ。獄中の父親は全米を震撼とさせたシリアルキラー。
    殺人の手ほどきを受けながら育ったジャズは父の血が流れている自分を常に恐れている。悩みを抱えながらも事件解明に突っ走る彼に寄り添う友人と恋人。3人の会話が生き生きしていてホッとする。父親を逮捕した保安官の視線も温かくて、見守れながら成長する彼らを応援したくなる。

    0
    2023年05月14日

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