カフェーの帰り道

カフェーの帰り道

1,799円 (税込)

8pt

【第174回直木賞受賞作】東京・上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹久夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが……。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。/【目次】稲子のカフェー/嘘つき美登里/出戻りセイ/タイ子の昔/幾子のお土産

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カフェーの帰り道 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    主人公の女性たちが、人間味に溢れていてとても魅力的だった。様々な視点から物語が紡がれており、その度に女性たちの人間味溢れた性格を素敵な個性だと感じてしまう。自分自身に対する嫌気や後悔も、時代と年齢を重ねながら自分の個性として受け入れ強く生きていく主人公たちに、胸が満たされあたたかくなるのを感じた。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    大正から昭和時代に、カフェで働いていた女性たちの物語。短編小説で、一人一人の女性の人生について、丁寧な心情描写で書かれている。読み終わった後は、登場人物に対してほっこりする気持ちになる。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    昔の風景がありありと浮かんできた。時の流れが自然で、時の経過もすっと入ってきた。戦前、戦中、戦後。とても読み心地が良かった。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    戦前から戦後に至るまでのカフェー西行で働く女給さん達の物語。
    そうか、ほんの100年前の東京はこんな景色だったのか。皆それぞれ沢山思い悩みながらも周りの人に助けられ励まされ時にはそっと寄り添い…そういうことの積み重ねで人って何度でも前を向いて生きていけるんだなぁとしみじみ思った。
    文章も読みやすく、

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

    第174回直木賞受賞作品

    美術海(近代図案コレクション)の図案のカバーが、大正時代を思わせ、目を惹きます。大正から昭和にかけて、喫茶西行で働いた女性達の物語にふさわしい装丁だと思いました。

    ページをめくると、最初の情景を表す文章から引き込まれました。カフェー、女給、 昇降機ガールなど時代を表す言

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

    カフェー西行で働く女性たちの日常が、時折重なり合いながら流れていく。段々と戦争が影を落とすが、それでも日常は続いていく。なんだかこういう話が何よりも、戦争って嫌だなぁという気持ちが胸に迫る。

    0
    2026年03月26日

    Posted by ブクログ

    戦前から戦後にかけての激動の時代を駆け抜けた女性たちの姿を、西行という名のカフェーを舞台に描く。

    いやーいい小説を読んだ。
    こういうの好き。

    一つ一つの物語に派手さはない。
    けれど登場人物一人ひとりに、それぞれの困難があり、それも時とともにいい意味で色褪せていき、人生は続いていく。
    カフェーにい

    0
    2026年03月25日

    Posted by ブクログ

    直木賞受賞で一躍脚光を浴びた本作だが、大正〜昭和初期の時代背景に、女性の生き様を描く事により、当時の庶民生活が色彩を持って蘇る様な、これまでにありそうで、意外と無かった作品だった。登場する女性には夫、兄弟を戦地で亡くしたり、無事だとしても負傷帰還したりで不運そのものながらも決して悲観し後向きにならず

    0
    2026年03月23日

    Posted by ブクログ

    稲子のカフェー
    嘘つき美登里
    出戻りセイ
    タイ子の昔
    幾子のお土産

    大正から昭和時代のカフェー西行の女給たちの物語。昔も今も変わらないもの、人との関わりが人生に色を付けてくれるんだなとしみじみ思います。

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    1ページ目を読んで、
    ん、ちょっと文体に馴染みがないぞと思ったけど
    慣れてくると知らない言い回しも学べて
    たのしく一話一話読めた。

    若気の至りでトゲトゲしていたひとが
    一周まわって毒気が抜けたり
    ムキになってした厚化粧が功を奏したり
    なんだかみんなかわいらしかった。
    すべてを包み込んだ鷹揚な菊田さ

    0
    2026年03月29日

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