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スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か――恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。
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Posted by ブクログ
俵さんの「言葉」という考え方そのものみたいな根源的なものに触れた気がする。すごく読みやすく、読むのが楽しみだった本だった。 今の現代にある、様々な言葉に関する物が取り上げられていて、ハラスメント、ラップ、。ハラスメント、などなど。とても面白い。そして何より折々に挟まれている短歌が素晴らしいなと思っ...続きを読むた。 ーつかうほど増えてゆくもの かけるほど子が育つもの 答えは言葉ー ー優しさにひとつ気がつく ×でなく⚪︎で必ず終わる日本語ー 俵さんも言っていたが、今後いくらAIが流行っても、言葉はなくならないと思う。言葉は大きな力を持っている。千年前の和歌に思いを寄せることができるように、今後何百年立ったとしても言葉による意思疎通は必要となる。グローバル化が進めば進むほど、価値観は違い、それを埋めるために言葉を使う。自分を主張するために言葉を使う。たとえば「ハラスメント」という現象が起こるのは、お互いの認識が違うから。それを埋めようとせずに歩み寄らなければ嫌な思いというのはなくならない。だからこそ、言葉が必要だ。そうつよく思った。とてもよい本だった。また読み返したい。
この本を読んでもっとたくさん古典や短歌を読みたくなった。味わい方を知った。歌会など他者に触れることで、一つの短歌からもっと深く世界が広がる。視点がかわれば感じ方もかわる。 もういちど、大河ドラマ「光る君へ」を見たくなった。韓ドラ愛の不時着も。この言葉の選び方にはこういう優しさが隠されていたのかなど、...続きを読む言語化されていてなるほどと思った。 クソリプの分類は面白かった。たしかにたしかに、と納得しながら読めた。
とても面白かった。そして短歌に関心を持った。 本書の中に出てきた歌集を今度読んでみよう。 言葉って、日本語って、深くて難しくて面白くて不思議で素敵だな。 私も少し言語学を学んできたし、言葉を扱う仕事であるからこそ、言葉の危うさも繊細さも魅力的に感じる。 時代の変化によって意味も解釈も変化してくる言...続きを読む葉もあれば、時代を越えても共感され詠まれ続ける言葉もある。 万智さんは、言葉を伝える・言葉で表現する力はもちろん素晴らしいけど、言葉を受け取って紐解いて解釈する力もずば抜けておられる。 そして息子さんの感性と言葉の力もすごいなー。 言葉の力は鍛えられる 過不足なく伝える
単語選びだけでなく助詞のひとつひとつまで向きあう俵さんだからこそみえる言葉の世界を覗かせていただいた。とことん私的な内容であり、AIの章にあったように「自分の心の羽根を折り込」んでいるからこそでした。
おもしろい本だった。 言葉をめぐる本ではあるけど、息子さんとのあれこれはとてもおもしろかった。私にも同じくらいの歳のひとり息子がいるから、自分の子育てや息子に対する思いを重ねて読んだ。 クソリプ、マルハラ、なんとか界隈など、いま流行っていることや新しい現象について、分かりやすく詳しく解析されてい...続きを読むて、それがポジティブな理解で大らかに語られているのがいいなあと思った。 それと、私自身も好きで観ていた大河ドラマ「光る君へ」、以前に何冊か読んでおもしろかった小佐野弾さんのこと、プロフェッショナルの流儀の取材話、ホスト歌会のこと、とてもおもしろいエピソードがたくさんあった。 ちょっと前に息子が短歌に興味を持って、短歌を作ったり、この本でも書かれていた俵万智さんとMummy-Dさんの講演会に息子が行ったりしていたこともあって、息子がきっかけで私はこの本を読んでみたようなところがあったけど、とてもいい本に出会えてよかった。 ふだん何気なく使っている言葉だけど、誰に伝えたいのか、どんなふうに伝えたいのか、そもそも言葉は完璧ではないことも自覚して、大切に使ったり味わったりしたいと思った。
夫の本棚にあったこちらを一気読み。俵万智さんが選び抜いた多彩な言葉は読みやすく、自分もこのように言葉を丁寧に扱っていきたいと思う一冊だった。
子供が生まれ、現在育休中。自分は中学国語の教師。残り半年の育休で思いっきり読書したいと考え、意気込んだ最初の一冊目として、この作品を選んだ。 読んでよかった。 読みながら自分の子供に伝えたいこと、生徒に伝えたいこと、自分の心の中で大切にしたいことがどんどん見つかった。 また文章中に、俵さんがおすす...続きを読むめする作品、影響を受けた作品が出てくるため、次に読みたい本が決まる。読書欲が高まっている。 言葉を使って生きなくてはいけない私たちにとって、大切なことが詰まっている本。忘れそうになったとき、何度でも読み返したい。
新書ではあるけれど、エッセイのように軽やかに読める。 柔軟でセンスあふれる語彙力が私にはないものの、 AIに頼って最近短歌作りデビュー。 いろんな歌集を読んで勉強したい!
歌人である俵万智さんの語る「生きる言葉」 言葉に並々ならぬ思いがある私としては、これは是非読みたいと即決購入。 『言葉には、発する人の気持ちが乗る。そして言葉の後ろにある気持ちを感じて、人は少なからず感情を揺さぶられるのだと思います。』 「はじめに」の文章から早くも引き込まれ、ひとり頷きながら読...続きを読むみました。 子どもの真っすぐな質問に答える章での様々な問い。 「説明できないわからない気持ちがあるのはなんで?」 言葉と心と向きあう問いに、私も思考をめぐらせました。純粋な疑問て本質的で、普段あまり意識しないことを掘り下げて考えるきっかけになります。 そしてその問いへの万智さんの答え(考察)も深いものでした。 私には日常あまり触れる機会のない短歌ですが、歌には想像の余白があって、見た人それぞれがどんな場面・心情を歌ったものなのかを想像するのがおもしろい。 読書の、読む人や読むタイミングで感じ方が異なるのに通じるおもしろさがある。 「歌」と「ラップ」についての比較についても興味深かった。 『同じ一首が心にあることで、記憶や感情を共有することができるのだ。ーーー和歌というタイムカプセルは、時を越えて生きる言葉を運んでくれる。』 著者の言葉に、歴史上の人物と時代を越えて感情を共有しているのだと想像したら、壮大でじわりとした感動がこみ上げてきました。 俵万智さんのビジネス書、良かったです。 『読み聞かせというのは、生きた言葉によるオーダーメイドの読書なのだ。』 『子どもを植物にたとえるなら、言葉は光であり水である。かけるほど吸収され、栄養になっていく。』 『人間が実際に体験できることには限りがあるが、本を手に取れば、体験は無限大になる。』 『繰り返しのなかで、絵本の言葉が栄養になっていく』
クソリプへの対応の仕方は国語の授業でそのまま使えるのではないかと思う。無用な軋轢をうまないための知恵。
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生きる言葉(新潮新書)
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