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「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ」 家族を失い真っ白い悲しみのなかにいた青山霜介は、バイト先の展示会場で面白い老人と出会う。その人こそ水墨画の巨匠・篠田湖山だった。なぜか湖山に気に入られ、霜介は一方的に内弟子にされてしまう。それに反発する湖山の孫娘・千瑛は、一年後「湖山賞」で霜介と勝負すると宣言。まったくの素人の霜介は、困惑しながらも水墨の道へ踏み出すことになる。第59回メフィスト賞受賞作。
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「線は、僕を描く」
2022年10月21日公開 出演:横浜流星、清原果耶、細田佳央太
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1~2件目 / 2件
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Posted by ブクログ
水墨画は無知だったにも関わらず、描かれる細やかな情景で描き進めることができた。気づいたら涙が出て止まらなかった。主人公やその周りの関わる人たちの繋がりに感動した。
感動した。再生の物語。こころに暗いものが消えずに残っている人なら、とても深く読めると思う。間違いなく僕の人生で上位に入る本だった。
2026.6.30 水墨画を描くときの動き、心情がリアルすぎて まるで自分が描いているような感覚になった。 あとがきで作者が水墨画家であると読み… 納得すると同時に、それを伝える文章力に驚き。 体と心の変化をキャッチして表現するのは 小説にも水墨画にも共通することなんかな。 森羅万象を描くのに...続きを読む必要なのは、技術。 でもそれだけでは伝わらなくて 見た人の心を動かすには、絵師がまず 自分の内側の現象を掴み取る感受性 誠実性や勇気が大事なんだなーと… 人と関わる仕事をする身として 忘れたくない、大切な価値観ですね。 「蘭に始まり、蘭に終わる」 「春蘭は、深山幽谷に孤高に咲く姿が君子の理想の姿、または風格を表すということや、たぶん俗にまみれない姿というのがあるんだと思う。言葉では簡単に言い尽くせないところがあるけれど、水墨をやる絵師の心そのものって思ってもいいかもね」 「何気ない草や木を、水墨画はどうしてこんなにも美しいものに帰ることができるのだろうったら思いました。それで、本当はもっといろんなものが美しいのではないかって思いました。いつも何気なく見ているものが実はとても美しいもので、僕らの意識がただ単にそれらを捉えられないだけしゃないかって思って…。絵を描き始めてから僕はようやく何かを見ることができるようになったんだって思いました。」
この本を読むまで、芸術は好きだけど、水墨画は白黒で地味であまり興味が沸かないと思っていた。 そんな気持ちが見事に覆った1冊。 水墨画は何て奥深い芸術なんだろう。 読んでる途中に、ちゃんと話が終わるのかな?湖山大賞の先をもっと見たいと思っていたら、続編があるようで!! 続編で彼らのその後が見れる...続きを読むのが楽しみ。
視覚に頼る芸術を言葉に置き換える凄さがちっとも押し付けがましくないからすんなりと読めて、五感を表現する言葉の美しさにちょっと泣きそうになりました。 文章自体に光や温かさ、優しい風、柔らかな手触りさえ感じられる読書体験は初めてかも。
水墨画には、その描き手が持つ性格が、生き方までもがぐっと込められている。 わたしは、今までなんとなく生きてきて、たくさんのことを蔑ろにしていたのかもしれない。もっと大切にすべき時間があった。 わたしには主人公と違って特別大きな暗い過去はないかもしれないが、暗闇にふらっとと入り込んでしまう時がある...続きを読む。そんな時に、すっと救いの手があらわれてくれたら良いな〜と思った。思っていたけど、わたしは、もう出会っていた。わたしの良いところを見出してくれた人がいた。そのことの大切さに改めて気づくことができた。 まとまりの無い言葉たちなのが悔やまれるが、とにかく大切にしていきたい一冊。水墨画、魅力たっぷりだな〜。
読んでて内容がこんなにスッと入ってくる小説は久しぶりだった。 チャイコンとかラフマのピアノ協奏曲とか、そんな感じの一つのクラッシックの名作聴いたあとみたいなボリュームと心の洗われ方をした。 とりあえずやってみる、心を自然にする、これはどんなものにも共通しそう。 解説が「視覚芸術である水墨画と、書き...続きを読む手の所作や心情をここまで丁寧に的確に描写できる書き手がいることに、読者は驚かされるのでは無いか」から始まるが、間違いない。びびった。
美しいの一言。 殻に閉じこもっていた少年だから見える世界の美しさ、そこから始める世界とのつながり。 主人公を通して生まれる絆。葛藤、感動。 何より水墨画の世界はこんなにも複雑で、こんなにも奥が深く、心を反映するものなのかと驚かされました。 水墨画を絶対に見たくなる、そして自分もやってみたくなる、そん...続きを読むな小説です。 もう少し、頑張ってみよう、もう少し、考えてみよう、そう思わせてくれる作品に本当に感謝です。 描写の美しさ、心情の豊かさ、水墨画への深い愛。 こんなにも瑞々しく、静かなのに心を打つ作品は久しぶりでした。出会えたことに感謝です。
ただただ美しい小説だった。素人にも水墨画の魅力がとても伝わってくる描写はもちろん、生の本質に迫る素敵な言葉の表現が散りばめられて心に迫るものがあった。
水墨画の世界を描いた物語ですが、専門的な知識がなくてもすっと読めてとても引き込まれました。 主人公が水墨画と出会い、少しずつ心を動かしていく姿が印象的で、墨と線だけで世界を表現する水墨画の静かな美しさが、物語の雰囲気にもぴったりで心に残ります。 読み終わったあと、「水墨画やってみたい!」と思うく...続きを読むらい世界観に惹き込まれました。今まで読んだ本の中でもトップ3に入るくらい面白かった一冊です!
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線は、僕を描く
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砥上裕將
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