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  • 物語 イスラエルの歴史 アブラハムから中東戦争まで
    3.8
    1巻1,078円 (税込)
    イスラエルという民族名は、紀元前十三世紀のエジプトの碑文にはじめて登場する。文明が交錯する東地中海沿岸部では、さまざまな民族が興亡してきた。そのなかで、イスラエル(ユダヤ)民族はバビロニア捕囚やローマ帝国による迫害など、民族流亡の危機を乗り越え、第二次世界大戦後に再び自らの国を持つに至った。本書は、民族の祖とされるアブラハムから中東戦争後の現在まで、コンパクトに語る通史である。
  • 物語 イスラエルの歴史 アブラハムから中東戦争まで

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    物語 イスラエルの歴史
    アブラハムから中東戦争まで
    著:高橋 正男
    紙版
    中公新書 1931

    おもしろかった、ダビデの時代から現代へ、聖書を追う長大な物語です
    イスラエルというか、ユダヤ・パレスチナを中心とした膨大な歴史
    そして、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地である、エルサレムの不思議

    気になったのは以下

    エルサレムとは、ヘブライ語で、平和の町、平和の礎という意味

    エルサレムの最初の集落は BC3000から、BC2001の初期
    イスラム教のモスクが、ユダヤ教の神殿の跡に建てられている
    ユダヤ教の神殿の西の壁は、嘆きの壁といわれている

    イスラエルが史実に現れるのは、エジプト新王

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    2023年12月21日
  • 物語 イスラエルの歴史 アブラハムから中東戦争まで

    Posted by ブクログ

    阿刀田高さんの「旧約聖書を知っていますか」が面白かったので、本書も読んでみました。著者の高橋正男さんはイェルサレム・ヘブライ大学への留学経験のあるイェルサレム史を専攻する学者さん。本書も三大啓示宗教の拠点であるイェルサレムを序章で詳細に説明。イスラエル民族の特殊性を明らかにして、聖書時代から第4次中東戦争までの長大な期間に渡るイスラエル史をコンパクトにわかりやすく説明しています。わかりにくい箇所があったとするなら、それは著者の責任ではなく、イスラエルという国のあらましが非常にわかりにくいのが原因です。

    本書は中公新書の「物語 ◯◯◯史」の1冊ですが、「物語」という文字にふさわしい歴史書です。

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    2023年08月07日
  • 物語 イスラエルの歴史 アブラハムから中東戦争まで

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    本書は,西欧中心史観とは異なる,アフロ・ユーラシアからの視点で,一日本人歴史家の複眼を通して(中略)父祖アブラハムから中東戦争までーのイスラエル四千年の興亡史の枠組みを一般読者を対象に綴った歴史物語である。(あとがきより

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    2020年11月29日
  • 物語 イスラエルの歴史 アブラハムから中東戦争まで

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    基本的に有史以来現代までのイスラエル(パレスチナ)地域の歴史を書いているが、最初のクライマックスである古代史と、この地域を語るには当然避けて通れない近代以降のイスラエル独立~中東戦争に重きが置かれている。

    そのため、旧約聖書などの経典にも多くを依拠している物語的な古代史と、戦史的な近現代史の、ちょっとトーンが違うストーリーが楽しめて、自分としてはなかなか読み応えがあって面白かった。特にシオニスト運動以後の記述はなかなか筆もなめらかでスリリングに楽しむことができた。

    イスラエル問題に関心がある人であれば読んで損は無いかも。

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    2012年07月16日
  • 物語 イスラエルの歴史 アブラハムから中東戦争まで

    Posted by ブクログ

    イスラエルの歴史を新書1冊でまとめるのには、やはり奥深さはたりなく感じ、歴史をなぞっている感は否めないが、逆にいえば、世界史の教科書のように不必要な言葉や内容がなく、洗練されているともとらえることができる。

    イスラエル史を確認したり、手元において参照的に使うのであればよい本ではないだろうか。逆にいえば、世界史も勉強していないのに、いきなり読もうとしたら、内容はわからないと思う。その意味では、読み手を選ぶ新書だと思う。

    文語的な表現など、語句がやや難しいと感じたが、国土についてから、王政以前~中東戦争までを350ページにまとめているのは、正直すごいと思う。これだけのことをまとめられるのは、や

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    2012年05月16日

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